有事に備え植物工場の実験を行っている。塩ビ管に穴をあけて、ポンプで水を吸い上げ、上から塩ビ管の中に水をクネクネと流し循環させる単純な仕組みだ。LEDライトで育てる。

試行錯誤の末ようやく収穫ができるレベルに達した。
農業は素人なので、液肥の量や光の量などが結構むずかしい。
コンピュータ制御で最適化するにはまだ時間がかかる。
とにかく実験データが多く必要である。

LEDは中国製のものを輸入して改造している。
元々は公園の照明で使うもので、相当光量は大きい。
植物はサニーレタス(ガーデンレタス)、サラダ菜からはじめているが、
サニーレタス(ガーデンレタス)の生育が早い。
2週間で間引き、1ヶ月で収穫が可能である。

現在の状態で最適化をはかり、
次期開発品の構想はほぼ出来上がっている。
徐々にコンパクトにして、収穫量も増えていく。

育てる植物も何種類か試して生きたい。

農薬もいらないし、害虫もつかない。安定供給でき、高速生産ができる。
ただしコストがかかり、植えられる植物が限られるのが問題であるが、
これらは魚の養殖と同じで、そのうち克服できるだろう。

モーターは、中国製を最初使っていたがすぐに壊れたので、カミハタのモーターを使用している。水槽で熱帯魚を育てる時に水を循環させるモーターで結構強力なのに静音である。住んでいる場所で周波数によりモーターが違うので下のリンク先で調べると良い。

https://www.chuden.co.jp/energy/ene_about/electric/chishiki/mame_area/

RIO+1400 60hz 西日本 カミハタ 水槽ポンプ リオプラス

RIO+1400 50hz 東日本 カミハタ 水槽ポンプ リオプラス

最終的な目標は、研究室内で一人の人が生きていけるだけの食べ物を、様々なタイプの植物工場で育て収穫し、種も作り持続可能なシステムを作ることである。電力は水車や太陽光発電で供給する。屋外で植えた方がいいじゃないかと思うかもしれないが、虫や農薬、天気や台風など様々な不確定な要素があるので、なるべく自動化して、出来るだけ少ない面積で最適化し、無農薬で植物を育てるのである。

実はアメリカにはそういったシステムが既にある。屋外で育てるタイプだが、改造すれば屋内でも出来そうだ。

Meet FarmBot - YouTube

ファームボットというが、狭い敷地に様々な種類のものを混在して、しかも最適な環境で栽培できる。
ジェネシスファームデザイナーというアプリによって、栽培に関する様々な情報を入力し制御できる。しかもオープンソースである。
大体30~40万円位で日本でも購入することができる。これをヒントに様々なロボットを作ると良いかもしれない。

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