ピカード艦長「未来の経済は現在のとはかなり違う。実は24世紀には金は存在しないんだ。」(スタートレック First Contact)
現代貨幣理論MMTとかベーシックインカムとか最近色々と話題に出ているが、スタートレックの時代24世紀はお金というものは存在しないことになっている。もちろんSF上での話だが、あながち嘘では無さそうな感じもする。
スタートレックではコンピューターと対話したり、ホログラムデッキというゴーグル不要なVRのようなものあったり、iPadのようなものが使われていたり、今存在しているものを既に何十年も前から登場している。
25年前に上映されたスタートレック First Contact では、iPadのようなものを見て、ラフォージ少佐(左)とワープ理論で初めて光速を突破したコクレーン博士(右)が話をしている。
スタートレックのラフォージ少佐は生まれつき目が見えないが、視覚機能及び感覚器官の代替装置であるバイザーと呼ばれるゴーグルのようなもので、視覚神経への直接入力により、人間以上に物を見ることができる。
これを見てもわかるように、タブレット端末の出る何年も前から、スタートレックで登場していた。というか、今あるものはスタートレックからヒントを得て作ったのではないかと思ってしまう。
他に面白いものとして、フードディスペンサーがある。
フード・ディスペンサーはレプリケーターという分子を材料として、実物のコピーを作り出す装置で一般家庭用の食事を作り出す装置として特化したものである。
レプリケーターが誕生してから、貨幣経済が衰退し、貧困が無くなったのである。
あとは先ほども出たワープであろう。
もし、これが実現化すれば光速の10倍の実行速度で移動できるので、
太陽系から最も近い恒星ケンタウルス座アルファ星まで僅か2週間で行ける。
将来地球の移住先になるかもしれないGliese581gまでおよそ2年で行けるようになるだろう。
技術が進歩すればもっと早く移動できるようになるに違いない。
スタートレックの歴史では、2026年から2053年にかけて第三次世界大戦になり、都市の大部分が破壊されて死者は6億人にのぼり、世界は無政府状態になるとのことだ。その後のファーストコンタクトから50年かけて地球上から戦争や貧困、疫病を撲滅したことになっている。スタートレックのファーストコンタクトを見ると、24世紀にはお金が存在していなかったり、色々考えさせられることがある。そういえばこの映画で無政府状態の中での人たちは、小さなコミュニティのような小さな集団で、恐らくそれは、ワープドライブを開発したコクレーン博士の周りではたらく研究者の家族を含む集まりではないかと思うが、目標に向かって楽しそうに暮らしている。
コクレーン:俺を聖者か予言者だと思っている。
ライカー :聖者じゃないが先は見通している
未来が始まる
コクレーン:俺は ただ 金が欲しかっただけだ
人類の未来の幕開けだと?
俺が星に行きたい?汽車の方がよほど好きだ
これで稼いで熱帯の島に行って
裸の女に囲まれていたいのさ
それがコクレーンの未来の夢だよ
君らのいう その歴史上の名士など
俺は見たことも聞いたこともない
ライカー :格言がある 自らを偉大だと言うなかれ
決めるのは歴史だ
コクレーン:つまらん言葉だ 誰が言った?
ライカー :あなただ 10年後にね