1.現象

パソコンがフリーズする。タスクバーも何も動かない。
その後再起動がかかり、その際、パソコンのファンが高速で回り、かなりの轟音(ごうおん)がする。
15分ぐらいして再び起動するが、また使っている途中で再びフリーズする。
エクセルを編集している途中、Outlookを操作している途中など使用しているアプリの種類は問わない。
そして、これを何度も繰り返し、最後には起動もしなくなる。
操作している人に聞くと数日前から急に現象が出始めた。何かUpdateをしたと言っている。
本人もよくわからないらしく、OSなのかソフトなのかはわからない。
OSのバージョンはWindows10 20H2。PCはDELLのPrecisionT1700SFF。
一応結論から言うと他のOptiplex 3020 7020 9020 でも同じ現象が出る可能性がある。

2.調査と対策

対象はハードディスクのパソコンで元々はWindows7のもの。
HDDが結構遅いので、Updateや起動時の黒い画面の時間が長い傾向にある。
よくあるのが黒い画面が長い為、オペレーターが電源ボタン長押しして強制終了することがある。
これによりUpdateに失敗し、OSが壊れてしまったのかもしれない。
あるいはアプリ使用時にフリーズして、少しすれば回復するのだが、待たずに電源ボタン長押ししたのかもしれない。
電源ボタンの長押しで、HDDに障害が残り2度と復旧しない可能性もある。
パソコンが起動しないので、とりあえずデータをバックアップする。
パソコンが起動しないため、HDDを取り出し、直付けのツールを使用して、HDDからデータを取り出す。
取り出すデータは主にC:\user内のデータと他の場所も手で入れたと思われるデータは全て抜き出す。

起動しないと原因を調査できないので、1晩電源を抜いて放っておく。熱暴走していると思われるためである。
翌日起動すると起動できた。起動している間に色々と調べなくてはならない。
イベントビューワでは直近で電源が落ちたのは今回で2回目やはり1日前にも落ちている。
プログラムを見ると2日前にGoogleChromeとEdgeのUpdateがある。その前にAdobeReaderDCのUpdateだ。
これらがトリガになっていると考えられる。
とりあえずこれらをアンインストール。この現象は数か月前別のパソコンでもあった。
次に何が負荷をかけているかを調べる。
タスクマネージャーの詳細表示のパフォーマンスで見るとディスク0のCドライブが100%近くを推移。

さらに画面左下の「リソースモニターを開く」で原因を特定する。

上記画面をずっと見ていてどのプログラムが走った時にCPUが100%になるかを調べると、「Dell Backup and Recovery」が原因だとわかった。これはネットで調べると「Soft Thinks Agent Service」が原因のようで、該当するサービスを停止し手動にする。

下のように停止し手動にする。

さらにスタートアップタブでDellのサービスも無効にする

さらにDell Backup and Recoveryもアンインストールする

ついで「ドライブのチェックも行う」

エラーは検出されなった。

これでかなり落ち着いた。

起動時これでフリーズしなくなった。

3.熱暴走対策

今回の原因はソフトによりPCに負荷がかかっていたことと、常に高い付加がかかっていたので、ソフトのUpdateでさらに負荷がかかっていたこと。
それとファンが高速で回っていたのは、蓋を開けてみると、電源装置が高熱になっていた。これにより。ファンが高速で回っていた。
電源装置の故障である。同型のものをAmazonで購入し、取り換える。

Plcbatt® 純正新品Optiplex 3020 7020 9020 SFF Precision T1700 SFF 用8+4P電源ユニット 適用 DELL H255ES-00 L255AS-00 H255ES-01 D255E002L PS-3261-2DF D255E001L DPS-255LB 0YH9D7 0T4GWM NT1XP 3XRJO R7PPW FN3MN

 

ついでにHDDも遅いのでSSDに交換する。

 


ソフトはAcronisを使用した。

これでしばらくは再び長い間使えるようになる。

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