1.光インターネット回線全部引いてみた
光ケーブルを撤去する工事をすることになった。
撤去工事と言っても、光ケーブルを残置(「ざんち」ケーブルを残したままにする業界用語)するのであれば、光ケーブルを切って機器だけ返却してもらうだけなので、大したことは無い。
今回ケーブルを残置する形にしてもらった。
ケーブルを抜く際に他の光ケーブルと絡まったりすると厄介だからである。
また使うかもしれないのでと工事の人に話し、残置してもらうことにした。
自宅兼研究室には光ケーブルが3本、
ケーブルテレビの同軸ケーブルが1本、アナログ電話が1本繋がっている。
恐らく普通の家ではこんなにケーブルは繋がっていないだろう。
光ケーブルは1本はNTTフレッツ用、1本は電力会社の光ケーブル、もう1本はNURO光である。NTTフレッツは既に解約しており、今回電力会社の光回線の解約である。
2.なぜこれだけの回線を引いたのか
一時期、株の取引で高速通信の安定性と冗長性が必要となり、3本の光インターネットを使っていた。
自宅兼研究室で一番速い回線はどれかを調べるためでもある。
光インターネットの速さは地域や住んでいる場所にもより、どれが早いかは使ってみないとわからない。
近所で同じ回線を使っている人がいれば当然遅くなる可能性がある。
結局、ケーブルテレビ(実測5M)<NTTフレッツ隼(実測70M)<電力会社の光回線(実測160M)<NURO光(実測180M)
であった。測定は以下のサイトで行った。
https://www.musen-lan.com/speed/
測定するサイトによって数値が全く異なり、ちょっと速すぎるのではないかと言うサイトが多いが、上記サイトは電話回線の時から使っているので、自分の基準になっており、体感的に、ここの数値が大体本当のスピードのような気がするためだ。
電力会社の光回線は最初350M位あったが、急拡大しているようで、どんどん遅くなっていった。NURO光も最初はやはり350M位出ていたが徐々に遅くなってきた感じである。
電力会社とNUROで迷ったが、自宅付近の電力会社の光回線の会社はセールスがうっとうしいし、今後も近隣で増えていく可能性があるので、回線が遅くなる恐れがある。
そのため、NUROにした形だ。
3.結局どこの光回線がいいのか?
光インターネットのおすすめは住んでいる地域によるが、結局のところ電柱に光ケーブルが独自に引ける回線がいいことになる。NTTの光回線、NUROの独自回線、地域のケーブルテレビの光回線、電力会社の光回線だろう。NURO光はNTTの空いているダークファイバーを使った独自の回線である。他にも光コラボや格安インターネットもあるが、NTTの回線を借りているので、どうしても遅くなる。周りであまり使われていなくて、独自に回線を持っているところが一番いいだろう。しかし、周りがどのくらい使われているのかはわからないので、どれが一番いいかは実際に引いてみないとわからない。
自分は実際に全部引いて、NUROが一番速かったのでそれにしたが、NTTのダークファイバーを使用している関係でNTTが間に咬むので工事の待ちが数か月かかってしまうことがあるのが難点であった。