1.概要

米国時間2022年6月15日に Internet Explorer 11 (以下IE)のサポートが終了する。
Windows Update が適切にされている場合は、IEを起動するとEdgeが起動されるようになる。
これにより、IEでしか見ることのできないページやIEでしか動作しないシステムは使えなくなる。

左からMicrosoft Edge(Chromium版)、Google Chrome、Internet Explorer 11

2.対策

IEを前提で作成されたページはしばらくの間はEdgeのIEモードで閲覧が可能だが、Microsoftによると2029年1月9日でサポート終了により閲覧が出来なくなる。そのため早めに Microsoft Edge や Google Chrome に切り替える必要がある。
IEでしか動作しないシステムは別のブラウザで動作するように対策してもらうしかないが、対策されないのであれば、ブラウザに依存しないクラウドシステム等へ移行することも検討したほうがよい。

Microsoft Edge にもレガシー版と Chromium 版がある。
レガシー版は既にサポートを終了したので、Chromium 版にする必要がある。

Microsoft Edge レガシー版

Microsoft Edge(Chromium版)を以下のリンクからダウンロードしてインストールします。


https://www.microsoft.com/ja-jp/edge

3.想定される影響

個人の場合はブラウザを変えるだけなのであまり大きな問題にはならないと思うが、企業の場合は取引でEDIなどのシステムを使っていることがある。
EDIのシステムがIEしか対応していない場合、今後接続が出来なくなる可能性がある。
システム側が準備をしていたとしても、使う側も何らかの設定を変更しなければならない場合もある。システムを提供している会社で対応してもらうしかないのだが、こちらから取引先のシステム会社に直接連絡するわけにもいかないので、取引先側でシステム会社に対応してもらう必要がある。通常はシステム会社で対応した後、取引先に設定変更のマニュアルが渡されるので、こちら側は取引先から提供されるそのマニュアルに従って設定の変更をすることになる。

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