1.概要
通常パソコンの画面をテレビ画面に映す際、通常はHDMIケーブルを挿して、パソコンとテレビを有線で接続して映すのが一般的だが、HDMIケーブルが無かったり、テレビで入力切替をしたり、変換コネクタを用意したりと、意外と面倒くさい。物理的にケーブルをつなぐのでコネクタが壊れたりする恐れもある。
また変換コネクタの相性もあり、パソコンよっては新たにドライバソフトを当てたりすることも必要になるかもしれない。もっと簡単に無線などで繋がらないか?
2.Chrome built-in の Android TV は超簡単
今回はお金をかけずにパソコンの画面をテレビに表示させる。
Miracast という技術を使って Miracast レシーバーをテレビに差し込んで、それとパソコンを通信するという方法は以前からあるが、今回は何も使わない方法である。
(Miracast とは無線LAN機能を利用して、画面の表示を伝送する機能のこと)
今回使う SONY の テレビ BRAVIA KJ-55X9500H は Chrome built-in の Android TV であり、Windows 10 に最新の Chrome ブラウザをインストールすれば、簡単に画面に映すことができるのだ。
逆にこのテレビの場合 Miracast は非対応となっている。
一応知っていると思うが、Android は Google の OS であり、Chrome も Google のブラウザである。
3.Chromeでの設定方法
Chrome を開き、右上の「・・・」が縦に並んだボタンから、「キャスト」を選択する。
その中に「ソース」というのがあるので、「デスクトップをキャスト」にチェックを付ける。
後は「SONY KJ-55X9500H」を選択するだけである。
表示されない場合はそもそもテレビとパソコンのネットワークが同じかどうか確認する必要がある。
またちょっと専門的になるがルーターにセパレーターの機能がある場合、オフにしておかないとやり取りが出来ないので確認しておく必要がある。
このようにテレビの画面にパソコンの画面が映る。
4.まとめ
Android スマホからならGoogleホームアプリから「画面のキャスト」をタップしてテレビを選べばいいので簡単だ。
iPhone の場合は iOSなので、Apple Play を使う。
今回のテレビにはこの機能もついている優れものである。
まとめると、
Chrome built-inのAndroid TV に ミラーリングする際は、
・パソコンからなら Chromeブラウザから、
・Android スマホからなら Google ホームアプリから、
・iPhone の場合は Apple Play を使うということになる。