どんな仕事が給料が高いのかといったら、医師、飛行機操縦士、大学教授、公認会計士、弁護士・・・と続くのだが、そんなの今更なれるわけないし、参考にならない。

もっと下の目線で考えてみる。

30年位前は新入社員でさえボーナス1回100万円を超えている時期があったが、そのころに比べると今の仕事は確実にきつくなり、給料も下がっている。自分が勤めていた会社でも、そのころは大体月給が、40代で月60万、30代で月45万、20代で月25万位で、ボーナスは40代で1回に250万、30代で180万、20代で100万位であった。これは社員1200人程度の製造業の場合である。年功序列により、若者には不利であったが、それでも今よりもはるかに多い。

そういうことで、昔と今では全然給料は違ってくるが、自分がバイトや副業を含めかかわった会社を年収順に並べると、
医療(地域中堅)>建設(小企業)>情報機器(大企業)>製造(自動車関連大企業)>製造業(中小企業)>物流(中小企業)>介護(地方の病院系)>清掃業(大手の傘下)>ソフト会社(零細)>製造業(アルバイト)

会社の規模や職務内容によって給料は変わってくるから、一般的なものではないが、イメージとしてつかめるだろう。

ただ、実際には医療関係の会社は医師や看護師等の資格職を除き、40歳を過ぎて勤めるのはかなり困難になり、建設やソフト会社の現場は30歳以上はきつい。
会社の居辛さは医療が40~、建設が35~、製造が43~、物流が45~、介護が50~、清掃は特になし、ソフト会社が30~である。この位の年齢になると、周りに自分よりも年上が少なくなってくるので、中途で入った場合孤立しがちで、自分の居場所が無くなってくる。

給料の高い会社や職種ほど、長い間勤めるのが難しいような気もする。給料の高い会社は人気があるから、レベルの高い新入社員が入ってくるので、年齢が高くなってくると居づらくなるからだろう。

清掃業は高齢者が多いので、なにか惨めではあるが、結構歩くので体にはいいし、(歩きすぎかもしれないが)ゴミを扱う割には意外ときれいな仕事である。1日の仕事がその日で終わり後に尾を引かないので、現場の仕事をしたことがないホワイトカラーの人は、逆にこんな仕事もあるのかと、何か発見があるかもしれない。ただ給料はかなり安い。社員でもボーナスは貰えても子供の小遣い程度で、無いに等しいし、月々20万円貰うのもかなり困難である。

中高年で転職したい人は、自分に余程強みが無い限り、高い給料の会社で勤めるのは難しくなってくるので、副業や独立を考えながら、いつどうなってもいいように対策を考えながら勤めた方がいいだろう。

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