1.概要

IT機器を導入するため、IT補助金がもらえないかダメもとで申請をしてみる。
申請ができるのは業種組織形態によって企業規模が異なり、例えば製造業、建設業、運輸業なら資本金3億円まで、従業員が常勤で300人までとされており、この資本金や従業員数は業種組織形態によって変わるということである。
https://www.it-hojo.jp/applicant/subsidized-works.html

今回は600万円のシステムをIT補助金150万円をもらい、450万円で導入できるかを試みる。具体的に社内での動き方も合わせて書いておく。

2.何型か決める

まずはITベンダーにシステムの相談をする。IT補助金が使えるのか、相談に乗ってもらえるか確認する。面倒臭がるようであれば別の業者に変える。ITベンダーを使うのはどのシステムをどの組み合わせで入れればIT補助金が貰えると言うパターンがあるので、自分で全部やるよりは申請が通りやすい。

資料は以下のサイトからダウンロードができる。
https://www.it-hojo.jp/downloads/

「交付申請の手引き(PDF)」が細かく書いてある。他の文書は公募要領になるので、従業員数など要件を満たしているか必ず確認が必要になる。

IT導入補助金としてはA類型、B類型、C類型、D類型、がある。
それぞれ、補助金申請額や補助率が違う。

A類型、B類型は通常枠と言われるこれまでの型で、
C類型、D類型は低感染リスク型ビジネス枠というものがある。

例えばコロナ感染防止になる非対面化ツールで、テレワークを行い、確実に効果が上がるようであれば、C類型のように申請額が大きくなるが、今回はテレワークなどコロナ対策ではないので、通常のA型かB型にした。

型による違いは「事業概要」
を見るか、「申請区分について」を見ればよい。
https://www.it-hojo.jp/overview/
https://www.it-hojo.jp/applicant/application-sections.html
補助率は経費のA類型B類型1/2以内、C類型D類型2/3以内、
A類型は1つ以上のソフトで30万円以上150万円未満 加点項目
B類型は4つ以上のソフトで150万円以上450万円以下 必須要件
C類型30万円以上450万円以下 加点項目と必須項目の2種類がある。
D類型30万円以上150万円以下 加点項目

加点項目は必ず満たしておく必要はないが、実施しておくと採択されやすくなる。
必須項目は必ず満たしておかなければならない要件である。

今回は必ず満たすのは難しいのでA類型にした。

3.申請前出来るだけ早くにやること

勝手に申請するわけにもいかないので、システムを決め、稟議あるいは役員決裁つまり会社に許可をもらう。
その際、IT補助金の申請もダメかもしれないが、もしかしたら150万円もらえるかもしれないので、ダメもとで申請を上げる旨を伝える。この辺のやり方は会社によってまちまちなので合わせるしかない。

システムが決まったらITベンダーから、申請しやすいようにそのシステムについての「補助金申請申込及び同意書」のようなエクセル資料をもらう。表題はシステムによって異なり、エクセルとは限らない。これは何かというと各ソフトやシステム会社が自分の所の製品を売りたいので、補助金が申請しやすいように穴埋め方式で作れるエクセル等で作られた下書きのような資料である。だからシステム会社ごとに色々あるのだ。

この下書きのエクセルに穴埋めして、精査した後、実際のWeb画面で入力をしていく形になる。自分で入力してもいいが、途中作文とかがあるので、ITベンダーと相談しながら入力していくか、システム会社にその下書きのエクセルを渡し、チェックして入力する場合もある。そうしたほうが申請に通りやすくなる。

申請の内容を入力する際、労働生産性が向上する必要があり、1年で3%以上、3年で9%以上が必須条件となっている。この辺のことは下書きのエクセルに書いてあるので、恐らく過去の実績からこの数字を書いておけば審査が通るというのがある程度わかっているのだろう。
さきほども書いたが、従業員数や資本金など公募要領に記載の要件を満たしていないと申請が行えないのであらかじめ確認をしておくのは必須だ。

申請の胆となるのは「gBizIDプライム」アカウントである。
これが申請してもなかなか発行されてこない。郵送というのもあるし、申請する会社も多いので、現在大体3週間はかかる。
それでも補助金の申請の締め切りまでに間に合わせなければならないので、なるべく早く申請しなければならない。

アカウントは「gBizIDプライム」アカウント(ID・パスワード等)というもので、下のサイトから gBizID プライムの申請用紙が作成できる。
https://gbiz-id.go.jp/top/

IDには「gBizIDプライム」が必要で「gBizIDメンバー」ではダメだ。

「gBizIDプライム作成」で申請ができる。また申請状況確認も出来る。

ボタンを押していくと、申請書作成に進むので正しく入力していく。法人番号というマイナンバーの会社版のようなものも必要だ。下のリンク先に公開されているので、自分の会社の法人番号を調べればよい。
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

規約に同意するにチェックをつけて、「申請書作成」をクリック。

ここからはアナログである。
必要事項を記入していく。そして代表印が必要だ。

最後に申請書郵送しなければならない。
その際、取得から3か月以内の法人の印鑑証明書がいるので、法務局に取りに行く。
今回は申請が7月31日まで。間に合わなかったら次の募集に申請を出すしかない。送付方法は下の通り。

チェックシートも一緒に送る。下に宛名があるので切り取って封筒に貼って郵便局に持っていく。

後は返事を待つだけだ。先ほどの場所で、申請の状況も確認できる。
これで gBizID プライムの ID が準備できることになる。
その後 Web 画面で補助金の申請をしていくことになる。(・・・つづく)

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