世の中には様々な予約システムがある。
習い事の予約、会議室の予約、イベントの予約、ホテルの予約、レンタカーの予約など実に様々なものがある。
企業内でも例えば、社用車の予約、応接室や面談室の予約、携帯電話やモバイル機器等各種機器の予約など色々な所で予約システムが必要なことがある。
小規模であれば、エクセルで作成したカレンダーを社内の共有サーバに置いたり、クラウドサーバに置いて運用方法を決めて使用してもいいのだが、規模が大きくなると専用のシステムを用意しないと管理が難しくなってくる。
予約システムの作成方法は何パターンかある。
1つは予約システムのサービスを使う方法、2つ目はWordPressのプラグインを使う方法、3つ目はレンタルサーバを借りてその上に構築する方法、4つ目はクラウドサーバを借りてその上にサーバを置き予約システムを作成する方法、5つ目はクラウドサーバ上に直接開発する方法、6つ目はWebサーバを自社で立てその上に予約システムを構築する方法である。
1つ目の予約システムのサービスを使う方法としては、RESERVA、SuperSaaS などのサービスがあり、広告が表示されてもよければ無料で利用することもできる。広告を表示しないようにするには有料サービスを使うことになり、月々数百円から数千円程度かかる。登録して1時間もすれば簡単なシステムを作ることができるので、お手軽である。
2つ目のブログのブラグインを使う方法では、ドメインを取って、レンタルサーバを借りるか、あるいは自社のサブドメインを作成し、自社のWebサーバ上のその領域に WordPress をインストールし、そのプラグインとして、予約システムを追加する方法である。MTS Simple Booking C、CP Appointment Calendar などがある。
3つ目以降は Web サーバ上にスクラッチ開発しなければならないのでハードルは高くなるが、最近ではオープンソースも出ているので、それらを使いこなせば開発の工数を大幅に抑えることができる。例えば OpenReaf、myseat、GoMocha、Timegrid などがある。
番外編としてGoogleカレンダーを使う方法である。1つのアカウントで複数のリソースのスケジュールを作ることもできるが、重なって見にくくなるのでリソースごとに複数のアカウントで予定を作り共有すれば1日のスケジュールを見た時、列ごとに予定を表示させることができるので簡易的なものでよければそういった使い方もできるかもしれない。