1.植物工場を始めようとしたきっかけ
上の写真は以前丸の内のサブウェイにある植物工場で撮影したものだ。これを見て自分でいつか作ってみようと考えて始めたのが最初だ。今回は以前にも紹介した植物工場の作り方を紹介しよう。
2.植物工場の仕組み
前回中国で買ったモーターは直ぐに壊れたと言った通り、最初は中国のモーターを使っていた。
中国は220Vなので、日本で使用する場合変圧器で220Vに上げる必要がある。
そのため、変換用のコネクタや変圧器が必要で、配線がゴチャゴチャしてしまう。水中モーターでパイプを通って上に水を吸い上げる。
下は透明の水槽になっていて、この水をモーターで上にあげて塩ビ管の中を流れている。
塩ビ管には穴が開いていてスポンジが入れてあり、種からある程度発芽した苗をスポンジに挟んで植えているような形である。
3.LEDライトとモーターが重要
LEDライトは中国製の公園で使うような大型のライトを使用し、それではまだ照度が足りなかったので、通常の電球型のLEDライトを6個追加した。夜中でも昼間のように明るい。LEDの色は本当は赤や紫のような色がいいらしいが、普通の部屋に置いてあるので、今回は白にした。
その後中国製のモーターが故障したので、日本で販売しているモーターに交換した。
これで変圧器を使うこともなくなりスッキリした。
モーターは観賞魚飼育用屋内水槽専用水中モーターを選んだ。
風呂の残り湯を洗濯機に送るモーターも検討したが、サイズが大きすぎるのと、勢いが強すぎるし、よく壊れていたので、長く持ちそうな熱帯魚用の水槽で使われるモーターにした。
植物工場はモーターで水を1m以上吸い上げないといけないので、熱帯魚屋で売っていたカミハタのRio+1400を選んだ。
Rio+1400以上の能力がないと植物工場には適さない。
通常の金魚を水槽で飼う時に使うろ過用のモーターでは30cm位しか水が上がらない。
Rio+1400以外にもRio+1700、Rio+2100などもっと能力の高いものもある。
モーターは50Hzと60Hzがあるので、自分の住んでいるところがどちらなのか調べてから購入する必要がある。
https://www.chuden.co.jp/energy/ene_about/electric/chishiki/mame_area/
RIO+1400 60hz 西日本 カミハタ 水槽ポンプ リオプラス
RIO+1400 50hz 東日本 カミハタ 水槽ポンプ リオプラス
4.今後の展望
実際にこれだけで生活するのはまだ難しいが、ソーラーシステムとアクアポニクス(植物工場と魚類の陸上養殖の融合)を併用することにより、自給自足により、最小限の生活をすることができるようにしたい。