1.概要

Officeなどのソフトは数が大量に出ているので、不具合は殆どない。しかし、CADソフトなどあまり一般では使われないソフトの場合、不具合が発生しやすい。
そのためCADソフトのバージョンアップのタイミングも難しい。

例えば新しいバージョンをインストールして古いバージョンをアンインストールしたい場合である。

今回
2次元のCADに
CADSuper2019
CADSuper2020
3次元のCADに
SolidWorks2019
SolidWorks2020
がパソコンにインストールされているとする。

2.作業概要

2次元CAD
CADSuper2021と
3次元CAD
SolidWorks2021を
追加でインストールして
さらに
2次元
CADSuper2019
3次元
SolidWorks2019
をアンインストールしたい場合の対応方法を考えてみる。

3.2次元CADの場合

この場合の作業の順番は
2次元の場合
CADSuper2019 をアンインストールして、CADSuper2021 をインストールする手順となる。

これを逆に
CADSuper2021 をインストールしてから、CADSuper2019 をアンインストールすると、CADSuper2021 がライセンスエラーになる。
恐らく CADSuper2019 をアンインストールした時に一緒に CADSuper2021 で使われているプログラムの一部を消してしまうからだろう。

万一逆の手順でインストールしてしまったのであれば、CADSuper2021 を一旦アンインストールして、再度 CADSuper2021 をインストールしなければならない。

4.3次元CADの場合

3次元の場合
SolidWorks2019 をアンインストールしてから SolidWorks2021 をインストールすると、ライセンスのエラーすなわちアクティベーションエラーが発生することがある。
原因はいろいろあるが、メールアドレスを間違えたりするだけで、エラーが発生することもある。

こうなるとユーザー側では何ともならないので SolidWorks の代理店を経由して対応してもらうか保守に入っていれば保守のフリーダイヤルに連絡して解決してもらう必要がある。

何度やっても同じエラーをグルグル回るだけ。

したがって、この場合は SolidWorks2021 をインストールしてから SolidWorks2019 をアンインストールしたほうがいいかもしれない。ただし、この場合も2次元ソフト CADSuper と同じように SolidWorks2021 に不具合が発生する。これもやはり、SolidWorks2019 をアンインストールした時に SolidWorks2021 で使用する何らかのプログラムを壊してしまうからだろう。

この場合の修復方法は SolidWorks2021 を「修復」する方法がある。
これはコントロールパネルのプログラムと機能の所で、SolidWorks2021 を選択して「変更」すると、「修復」というの出てくるので、それを実行すれば正常に動作するようになる。

CAD のソフトにもよるのでそれぞれのマニュアルを見るしかないが、分かりにくいことが多いので、結局やってみるしかない。

5.Office2019 の Excel2019 を使いたいが Accessは2013 も使いたい

Office 系でシステムの関係でこのようなことはあるだろう。
多くの人が使っているのでバグは殆ど無いが、やはりバージョンの混在となると例が少なくなる。
この場合 Access2013 をインストールしてから Office2019 を入れると Access2019 と Access2013 が共存する形になるが、Access2019 が上書きによって Access2013 を壊す可能性がある。
そのため Office2019 を入れてから Access2013 を入れることになるが、Access2013 が逆に Office2019 を壊してしまう恐れもある。
この辺はやってみないとわからないし、どちらが優先かで使う端末にもよるだろう。
通常は低いバージョンから入れて低いバージョンのソフトが動かなかったら、低いバージョンのソフトを後から入れるが、判断が難しいところである。

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