この記事の目次
1.スピーカーから音が聞こえにくい
作業場や大きな事務所、工場の放送用のスピーカーが音が小さくて声が聞こえないというクレームがあった。
スピーカーはチャイムや放送呼出で使われている。本来システム部門の仕事では無いが、中小零細など小さな企業やブラック企業ではそれらの作業も情報システムの仕事になっていることがある。
電話の呼び出しなどは携帯電話や構内用のコードレス電話を各人に持たせればいいが、非常にコストがかかる。それを一気に解決するのがスピーカーである。町工場の様で昭和に逆戻りだが、コストはほとんどかからない。
2.現地調査
現地は現場事務所と作業場が一緒にあるところでかなり面積が広い。ホーンスピーカーが1個ついているが、騒音も多いので、離れた場所では聞き取りにくい。
他の部屋も調べてみるとスピーカーには色々なタイプがあることがわかる。
色々な形のものがある。
これもラッパ型かなり古い
古いスピーカーはスピーカーの音量を変えるためには外して中のスイッチを触らなければならなかったり、そもそも音量調整がアンプでしかできなかったりする。
後から音が小さいとか音が大きいとか言われた場合調整しなければならないが、アンプから直列でつながっていると全てのスピーカーが繋がっているので他のスピーカーの音も変わってしまう。
そのため取り付けるならスピーカーの音量を簡単に変えられるものがいい。
3.対策
既設のホーンスピーカーでは音量が変えられないので、スピーカーを増設することにした。アンプに各スピーカーごとに音量調整をするところながいので、アンプから数珠繋ぎでスピーカーが繋がっている(ハイインピーダンス)と思われる。SC-710AMという下の写真のスピーカーが他の場所で使われていたので、間違いないだろう。配線は一番近くのスピーカーから配線する形になる。高所作業や電気工事の資格を持っていなければ、出入りの設備会社や電気工事会社に依頼した方がいい。
TOA トランペット型 SC-710AM 10Wトランス付き(ハイインピーダンススピーカー)
裏側でマイナスドライバーで音の大きさが変えられる。
結構遠くまで大きい音が響く。さすが業務用のスピーカーだ。音が万一大きすぎて設定を変えてもこれ以上小さくならないのなら、ホーンのところに何か燃えない綿や布などを詰め込んで音を小さくする。
下のリンクから買うことができる。