今回は日本最後の定期夜行寝台列車サンライズ出雲で東京から出雲へ向かう。
一応飛行機も2回乗るのと東京、出雲の観光も行う。
夜行列車に乗るのは上野から青森へ行くブルートレインあけぼのと、寝台ではないが、大垣夜行165系急行電車以来となる。

1.名古屋から羽田へ

今回は名古屋からセントレアへ出発。最終的には小牧空港に戻る。
ミュースカイでセントレアへ。

まずは展望デッキへ。

カードラウンジは最近人が増えてから客層が悪くなったので、制限エリア内の共同ラウンジに行くことにする。
保安検査場へ。
遅延が発生しており、逆に時間に余裕が出来た。

保安検査を通過後、まだ「空旅リサーチ」をやっていたので、アンケートに答えジュースを貰う。
先月(3月)の時はペッパー君がやっていたが、今回はQRコードだけであった。

その後共同ラウンジへ。ここはいつも混んでいる。
JALとANAの共同ラウンジというのがそもそも良くない。カフェラテを飲んで、直ぐに外へ出る。

朝食は天むすと先ほど貰ったジュース。結局セントレアは外が一番落ち着く。

搭乗開始。今回妻が同行でJALを利用する。自分はGROUP1だが、妻はGROUP3なので、GROUP3として一緒に搭乗する。どうでもいいが、搭乗口でカードをかざす時、ダイヤモンド・プレミア、サファイア、クリスタルは「ボワーン」という音がするが、一般は「ボヨヨヨヨヨヨヨ~ン」という音がするので直ぐに区別がつく。これによって係員の挨拶の言葉も変わる。ANAの場合はダイヤが「パーン」とプラチナが「ポローン」と一般が「ピッ」である。

名古屋→羽田は7割ぐらいの搭乗率か。クラスJは前日からほぼ埋まっていた。
機材はB737-800

セントレア上空

富士山が見える。

羽田へは千葉の方から大回りして空港に着陸する。米軍の横田空域を避けるためだ。

羽田空港

2.羽田空港、東京散策

羽田第3ターミナルまで無料シャトルバスで移動し見学する。

まずは展望デッキ。去年第3ターミナルのザロイヤルパークホテルに泊まった時は、コロナの影響で、夜外に出られなかったが今回初めて展望デッキに行くことになった。

国際線の羽田第3ターミナル
展望デッキ

殆どの店は閉まっていたが、EXPASA Cafeが空いていたので、エビカツサンドを頂く。

EXPASA Cafe
エビカツサンド
はねだ日本橋
お祭り広場

江戸の街並みがある
向こうは日本橋

撮影は出来ないが入国のコロナウイルス検疫所も見ることができた。

その後前回は京急に乗ったので今回は東京モノレールで大門へ。
空いており快適であった。

東京モノレール

ビルの隙間からレインボーブリッジが見える

地下鉄大江戸線で都庁前駅へ。去年オリンピックの時に国立競技場に行った時の地下鉄である。

地下鉄大江戸線

都庁ではよくハラミちゃんが弾いている「都庁おもいでピアノ」を見ようと思ったが、
あいにくコロナワクチンの接種会場となっており、見ることはできなかった。

東京都庁

都庁の付近は巨大な建物がそびえたつ。

東京都庁都民広場

その後新宿まで戻り、JR中央線で東京駅に向かう。

JR中央線新宿駅

3.サンライズ出雲発券

東京駅では今回のメインイベントサンライズ出雲の発券をしなければならない。
既にネットのe5489(いーごよやく)で予約していたので、ここでは寝台特急券の発券と乗車券の発券が必要になる。
寝台特急券の発券は基本的にはJR西日本かJR東海で発券しなければならない。
JR東日本では発券できないので、東京駅のJR東海の窓口に行く必要がある。
八重洲北口付近にJR東海の窓口があり、その入り口前の右側に端末がある。

東京駅JR東海窓口

窓口でも発券できるがここはあえて発券機を使うことにする。今はスーパーもセルフレジが多く馬券売り場も無人だし、空港も殆ど端末でやっている。JRもいずれはそうなるだろうから発券機に慣れておく必要があるためだ。e5489受け取りボタンを押して画面の手順通り進めば簡単に発券できた。

JR東海クレカ専用券売機

基本的にはクレジットカードを入れて申し込んだときの電話番号の下4桁を入力するだけだ。

そして乗車券についてはSuicaは同一区間外なので使えない。そのため乗車券を発券する必要がある。
みどりの窓口ならどこでも買えるが、あえて発券機を使うことにする。東京から乗車ならJR東海の端末でも買えるだろうが、もしもJR東日本エリア例えば千葉から乗るのであればJR東日本の端末で発券する必要があるだろう。
これは結構分かりにくい。ここはあえて面倒くさそうなJR東日本の端末を使ってみることにした。まず発券する端末がたくさんありどれを使っていいかわからない。
乗車券や定期券と書かれた端末は1台しかなく結構並んでいた。
新幹線や特急券の端末もあり、恐らく乗車券だけでも発券できるだろうと思い操作してみたら乗車券だけでも発券できた。
特急券を持っているというボタンを押して発券すればよかったが、誤って特急券を持っていないということで画面を進んでしまった。東京→出雲市 で設定すると経路がいっぱい出てくる。
何が何だかさっぱりわからないので、一番最初(左)のものを選択して先に進んだ。
何とか無事に発券で来たが、経路が間違っているかもしれないので、一応みどりの窓口に並ぶことにした。並ぶこと20分。結局経路は間違っていなかったのでそのまま乗車券として使えることになった。

これは妻の乗車券と寝台特急券で正しい方法で発券したもの

発車時刻は21:50なのでかなり時間がある。
とりあえず東京駅を見学することにした。

4.東京駅見学サンライズ出雲乗車まで

歩き疲れたので、ニュートーキョーで夕食としてハンバーグライス、サラダを頂く。座ることのできる店が数少ないのでここはありがたい。

そして疲れたらデパートへ行くのが鉄則。デパートは年配の人が多いので、必ず座るところがある。そしてトイレもきれいだ。そのため駅の大丸デパートへ。

そして休憩後散策する。おいしそうなお菓子があったので購入。

東京駅の丸の内北口改札天井

東京駅の丸の内北口改札天井

東京駅丸の内駅舎

このあたりは電柱も無いし、看板も目立たなくゴミも落ちていなくてきれいに整備されている。
今回は羽田空港と都庁と東京駅しか行っていないが年寄りは殆どいない。20代30代が大半で皆豊かそうでおしゃれである。そして街は異常なくらいにきれいで、何か人も街並みも全て作り物のように動いている印象である。

東京駅構内は殆ど座るところは無いが、広場は座れるところがある。

東京駅丸の内側皇居の方角行幸通り

東京駅丸の内駅舎夜景

サンライズ出雲は食事が無いので、買い出しのためベルマートへ。
チョコ、コーヒー、お茶、ポテトチップ、他お菓子、朝食用コーヒー、菓子パン、クリニカクイックウォッシュを購入。
まだ多少時間があるのでマックで時間を潰す。

サンライズ出雲は基本9番線、出発時刻は21:50、入線時刻が21:25、特急ときわの後に来る。

電光掲示板には「始発寝台特急サンライズ出雲」と無理矢理書かれている。
わざわざドットを並べてそれらしく読めるように作ったのだろう。

部屋は指定なので急ぐことは無いのだが、シャワーカードを購入しなければならない。
20枚程度しかないので確実に取るためには21:00ごろから並ぶ必要がある。

サンライズ出雲のシャワーは3号車と10号車にある。
シャワーカードの販売機で買うにはサンライズ瀬戸の場合4号車からとサンライズ出雲の場合11号車の乗車口から入って、すぐ左に曲がり直ぐ右側にある。11号車入口はホーム幅が狭く、左側が立ち入り禁止エリアのため、直前に特急ときわも来るし危ないので、右側に並ぶ形が慣例になっている。
3号車10号車側から入ってシャワーカードを買おうとすると、既に出来た列に割り込む形になるのでトラブルになる可能性がある。小銭が必要なので、小銭が引っかかって受け付けてくれなかったり、おつりが出なかったりする恐れがあるので硬貨を余分に持っていった方が良い。

シャワーカード330円

21:25入線

これで出雲市や岡山まで寝ながら行ける。ベッドで寝ている間に移動するので、バスよりも快適だ。しかも宿代もいらない。

21:50 東京駅出発

今回はB寝台シングル個室でWebのe5489(いーごよやく)で予約を取った。B寝台シングルなら1ヵ月前でなくても予約は取りやすい。
人気のシングルデラックスやサンライズツインは予約が始まる1ヵ月前の朝10:00に秒で無くなる。駅の窓口でタイミングよく並んでも取れるかどうかわからないレベルである。自分の場合ボタン1つで予約画面まで開けるようにしたが、10:00丁度でも既に満席であった。試しに前日にテストで1秒前に接続したらエラーでつながらなかった。正確に10:00丁度に予約が出来るようになっているようだ。パソコンからはこれ以上早く予約することはできないので、恐らく駅の窓口の端末は一発で予約できるようになっているのだろう。しかし対応する駅員の裁量やスピードにもよるので、中々難しいと思われる。ただシステム的に考えると、シングルツインならe5489(いーごよやく)で予約が出来なかった気がする。ということは駅の窓口なら発券できるはずなので、1ヵ月前の10:00以降なるべく早い時間に、窓口で予約すれば取れる可能性があるのではないかと思われる。恐らくマニアはシングルデラックスやサンライズツインを狙ってくるので、シングルツインは意外と見落としがちのような気がする。ただ実際にやったわけではないので定かではない。

室内用様子

部屋に入ったらレバーを倒して鍵をする。出る時も、外からレバーを倒し、4桁の好きな暗証番号を押して#を押して鍵を閉める。
入る時は4桁の暗証番号だけで開く。

これで東京を出発の寝台車12時間以上の旅が始まることになる。

落ち着いてから11:00過ぎシャワーに行く。丁度誰かが使った後であった。

シャワー室は9号車から行くと10号車のミニラウンジを通り越したところに左がトイレ右がシャワーである。

ミニラウンジは人がいっぱいいたので下の写真は翌朝撮影

シャワーの使い方はまずタオルやバスタオル着替えは持っていく。リンスインシャンプー・ボディソープはは備え付けの物がある。脱衣後シャワー券を入れて、シャワー室に入りお湯を出すだけだ。ストップボタンを押すとお湯を一時的に止めることが出来る。6分で終了なので、大切に使う必要がある。
自分は1分ぐらいで体を濡らしてストップし、体を洗ってから2分30秒位で洗い流したので3分も余ってしまった。時間が余ったからと言ってもう一回例えば朝再び使うことはできないようだが、日付を見ているのか回数を見ているのかわからないので試してみないとわからない。ドライヤーは備え付けの物がある。
シャワー室を使った後は扉を閉めてシャワールーム洗浄ボタンを押すと自動的にシャワールームを洗浄してくれる。

他の設備を紹介すると、

洗面台はこんな感じ。ハンドソープがある。

洗面台

トイレは便器の写真は掲載しないが、空気で吸い込むタイプの物である。ウオッシュレットは無い。

2日目に続く・・・。


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