1.概要

Windows10 で MS-IME のプロパティが消えた。

今までは入力するときに出てくるタスクにある IME(「あ」のマーク)を右クリックすると「プロパティ」というものがあった。
例えば Windows7では下のようにプロパティがあった。

これをオンにすると下のようにプロパティのボタンが押せるようになる。

プロパティをクリックすると、記号などの変換や入力設定を細かく変えることができる。

例えば日本語入力で「め」というキーを押したら通常「・」が出るところを「/」が出るようにしたりとか、色々細かな設定ができるのだ。

2.原因

少し前の Windows10 1909を見ると「プロパティ」が存在していた。

プロパティを押して開くと、このような画面が出る。

「詳細設定」を押すとやはり細かく設定が出来るのだ。

どうも最近 IME が新しく変わったものと思われる。
今回プロパティが消えたのは Windows10 21H1 である。

3.対応方法

まず、IME の「あ」を右クリックして「設定」をクリックする。

Microsoft IME の設定画面が出るので、「全般」をクリックする。

「全般」が表示されたら下の方にスクロールする。

「互換性」のところで「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」をオンにする。

すると IME 右クリックで「プロパティ」が表示されるので、チェックをつける。

すると IME にプロパティが表示される。

プロパティをクリックすると下の画面が表示される。

「詳細設定」をクリックすれば細かな設定ができるようになる。

4.そもそもこの設定画面はどこにあるのか

そもそもこの設定画面はどこにあるのだろうか。
実は結構深いところにある。

プロパティの設定をやはり元に戻したい場合は下のような操作を行う必要がある。

「設定」-「時刻と言語」をクリック

「言語」をクリックし、その中にある「日本語」のところで「オプション」をクリックする。

さらに「Microsoft IME」で「オプション」をクリックする。

「全般」をクリックする。

「互換性」のところで、「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」をオフにする。

これで元に戻すことができる。

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