![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000006-2.jpg)
パソコンの FAX ドライバーに複合機に登録されている FAX番号 を取り込むことができます。
メーカーごとに操作が異なります。複合機に登録されている FAX 番号をダウンロードするには、管理者のログイン ID とパスワードが必要になります。デフォルト(工場出荷時)の管理者IDとパスワードは下の表を参照ください。設定が変えられている場合はシステム管理者に問い合わせてください。
メーカー | ログインID | パスワード |
富士フィルム(旧富士ゼロックス) | 11111 | x-admin |
リコー | admin | ricoh |
キャノン | administrator | 7654321 |
コニカミノルタ | なし | 000000 |
シャープ | 00000 | admin |
京セラ | admin | admin |
東芝 | なし | 123456 |
この記事の目次
1.複合機に登録されているFAX番号表をPCに持って行く。
データから FAX を送る場合、プリンタは FAX ドライバを選択し、「印刷」をクリックする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000000-2-1024x909.jpg)
すると、「ファクス送信設定」という画面が出てくる。
<リコーの場合>
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000001-1.jpg)
<富士フィルムBI(旧富士ゼロックス)の場合>
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000009-1.jpg)
FAX の番号をあらかじめ登録して、送付したいところを選択して送信先一覧に入れていく操作になる。
しかし、この FAX 番号をあらかじめ登録するのは面倒くさい。
そもそも複合機には既に FAX 番号が登録されているので、
そのデータを取り込むことができれば、FAX 番号表を作らなくて済む。
2.リコーの場合
「あて宛先表管理」をクリックする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000003-1.jpg)
「宛先表管理」の画面が開くので、「機器アドレス帳取得/更新」をクリックする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000004-1.jpg)
ユーザー名、パスワードの画面が出るので、
管理者ログインユーザー名とパスワードを入れる。
特に変えていなければユーザー名の初期値は「admin」パスワードは空である。
「取り込み」をクリックする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000005-1.jpg)
しばらく待ちます。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000006-1.jpg)
ネットワークエラーが出た場合はファームと機器証明書未導入が考えられるのでメーカーに問い合わせる。
OK をクリックする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000007-1.jpg)
宛先表切替欄にあるプルダウンで先ほど追加された宛先表を選択し、複合機に登録されている
アドレス帳が表示されたら完了です。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000008-1.jpg)
機器登録アドレスで FAX するので、FAX 番号は表示されません。紛らわしい社名などが ありましたら氏名や会社名に FAX 番号を入れておくとよいです。
このあて先表を次回も保持したい場合は、1通のテストファクスを送信する必要があります。
機器側のアドレス帳が変更されても自動的には反映されないため、時々同じ操作で更新が必要です。
3.富士フィルムBI(旧富士ゼロックスの場合)
あらかじめ FAX 番号をダウンロードしておきます。その後ファクス宛先表ツールで編集保存します。
ブラウザの URL に複合機の IP アドレスを入力して開き「プロパティ」タブを選択します。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000011-2.jpg)
ユーザー名とパスワードを聞いてきますので入力します。
特に変えていなければユーザー名の初期値は「11111」パスワードは「x-admin」です。
ユーザー名パスワードが不明な場合は複合機の管理者に確認してください。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000012-1.jpg)
左側の所で、「サービス設定」-「ファクス」-「宛先表」を選択し、「データのエクスポート(一括取り出し)」の「エクスポートする」をクリックします。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000013-1.jpg)
ファイルがダウンロードされました。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000014-1.jpg)
次にダウンロードしたファクスの宛先表の csvを「ファクス宛先表とツール」で開いて確認し
保存します。(「ファクス宛先表ツール」が入っていない場合はメーカーのサイトからダウンロードしてインストールしてください)
「ファクス宛先表ツール」を起動します。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000016-1.jpg)
「ファイル」-「読み込み」-「Internet Services宛先表CSVファイル」を選択。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000018-2.jpg)
先程ダウンロードしたファイルを「開く」
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000019-1.jpg)
「はい」
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000020-1.jpg)
「OK」
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000021-1.jpg)
FAX番号が取り込まれました。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000022-1.jpg)
「名前を付けて保存」
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000023-1.jpg)
「保存」
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000024-1.jpg)
次に FAX を送る時に押す印刷の場面「ファクス送信の設定/確認」で
「参照」をクリックします。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000025-1.jpg)
今保存した宛先表を選択して「開く」をクリックします。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000026-1.jpg)
「宛先表を参照して追加」で宛先表が開くので、
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000027-1.jpg)
FAXを送りたい先を選択し、「宛先へ追加」
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000029-1.jpg)
宛先の一覧に追加されました。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000030-1.jpg)
「OK」をクリック。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/07/WS000031-1.jpg)
「送信開始」でFAXが送信されます。
このあて先表は機器側のアドレス帳が変更されても自動的には反映されないため、時々同じ操作で更新が必要です。
4.他のメーカーの複合機でFAXをペーパーレスで送る場合
基本的には上記のようにすれば、複合機のデータを吸い上げ、パソコンで使用することが可能です。
知っておくべきことは、プリンタの IP アドレスと複合機の ID 、パスワードになります。
プリンタの IP アドレスは「プリンタのプロパティ」のポートを見ればわかります。
またメーカー別のユーザー ID 、パスワードの初期値はこのブログの一番最初に書いてある通りです。参考にしてください。