1.概要

Windows10pro 21H1のパソコンで、更新プログラムのチェックをしても、「最新の状態ではありません」「デバイスに重要なセキュリティ修正プログラムと品質修正プログラムがありません」が表示されてしまい、21H2にすることができない。

他のパソコンでは問題が起きていないので、他のパソコンと同じ設定に合わせてみた。まずIPアドレスを固定からDHCPに変更し、特殊な用途で使っていたのでWORKGROUPからドメイン参加に変更した。念のためWSUSに入っていないことを確認し、ドメインサーバで Active Directory の「ユーザーとコンピューター」の「コンピューター」でポリシーの設定もされていないことを確認した。ローカルでドメインユーザーを追加し、ドメインユーザーでログインすることにより、ようやく更新プログラムのチェックを行うことが出来るようになる。しかし更新プログラムをインストールしようとするが、「エラーが発生しました」が出て、再び「デバイスに重要なセキュリティ修正プログラムと品質修正プログラムがありません」が出てしまう。
一応コメントには「更新プログラムのインストール中に問題が発生しましたが、後で自動的に再試行されます。」と書かれている。

しかし、後で再びインストールを試みるができなかった。

その後、色々設定を変えたりして試みたが、結局出来なかった。どうすれば21H2にすることができるのだろうか?

2.対応方法

今回は何をやってもダメだったので、最後の手段Windows10更新アシスタントを試すことにした。
一般に2004以前を使用している場合や21H2の機能更新プログラムが表示されない場合は、Windows10更新アシスタントを使用することになる。

実は最初にWindows10更新アシスタントにも繋ごうとしたが真っ白の画面になり使えなかった。それがSymantec Endpoint Protection 14.0 が原因であることは以前に経験していたが、今回気が付くのが遅かった。
結局今回の問題は、Symantec Endpoint Protection 14.0 を アンインストール後、Symantec Endpoint Protection 14.3 をインストールし、Windows10更新アシスタントに接続してインストールすれば解決できたことになる。

3.Windows10更新アシスタントの使用方法

以下のサイトに接続し、「Windows 10 November 2021 Update」が表示されるので、「今すぐアップデート」をクリックする。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

「今すぐアップデート」をクリックすると「Windows10の最新バージョンへの更新」が表示されるので「今すぐ更新」をクリックする。

「このPCはWindows10と互換性があります」と表示され「次へ」

100%になるまで待ち、最後にシャットダウンまで30分のカウントダウンが始まる。面倒なので「今すぐ再起動」をクリックする。

再起動後、バージョンを確認すると、21H2になっていることが確認できた。

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