中高年の転職というのは非常に大変である。

学校を卒業した直後は大企業に就職できるが、大企業に勤められるのは学校を卒業した直後しかチャンスはなく、その後はあまり人気のない大企業そして割と大きな中堅企業へ、その後は中小企業を渡り歩く形になっていく。色々な関係で中途採用者を見ているが、今までかかわった中途採用者で辞めた20人がなぜ辞めたのかを色々調べてみると・・・

・周りから煙たがられ情報操作で悪いうわさを立てられる
・周りからシカト。最期はキャリア開発室(リストラ部屋)。
・前の会社が大企業で楽だったのかズレており、周りから避けられる。
・給料が安すぎて不満あり、辞める。
・政治家から頼まれ試用期間だけ雇うということで契約終了。
・現場で役に立たないとレッテルを貼られ自己退社。
・配属された部署でいじめに会い辞める。


自分の場合、結構会社を替わっているので、中高年が転職先で生きる道と言うのをよく心得ているのと、様々な経験から他の人よりも有利なところがある。
それでも入社してから変な事件に巻き込まれ辞めさせられそうになったり、何度か転職を勧められたりすることがあった。

中高年が転職先でうまくやるには、入社後空気を読み、周りに合わせることである。基本的に中高年は煙たがられるものである。中途採用なので、当然誰も仕事を教えてくれない。聞いても誰も丁寧には教えてくれない。新入社員のように手取り足取りということはない。出来て当然なのである。自分は何のために入ったのかを考えそして直ぐに結果を出さなければならない。わき目もふらず、ひたすら結果を出すために必死になるしかないのである。自分は大企業にいたからと言って中小企業を見下すような発言や態度が出してしまうと、すぐに孤立してしまう。まずは3か月耐え抜きそして半年耐え抜き、1年、3年とひたすら忍耐である。3年を超えると周りにもだんだんと馴染んできて、安定してくるものである。

どうしても馴染めそうもなかったら、見切りをつけて、また次を探せばいい。どうせ中小企業を渡り歩くしかないので、そのうち自分を迎えてくれる居場所が見つかるものである。

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