1.概要

資材の棚卸で特定の条件で合計をリアルタイムに出したい。
なるべく難しい関数を使わないで簡単に計算をする方法はないか?

2.詳細

例えば、例として、下のような棚卸リストがあったとする。

この全体の合計金額を合計するのはSUM関数で簡単にできる。

しかし、元請A社、取引先コード15000の製造中の製品の合計金額を棚卸で算出しなければならない場合、フィルタを掛けて合計したりしなければならず、種類が多いと結構面倒くさい。
何もしなくてもリアルタイムに自動で表示されるようにできないだろうか?

3.対応策

なるべく簡単な関数だけで済ませたい。今回はSUMIF関数のみを使う。
SUMIF関数はもし○○だったら、合計を計算するという関数だ。

まず、下図のようにQ列に集計用の列を作る。

この列には検索対象となるセルの値を&で繋げたものが入っているだけである。
例えば下の場合Q10のセルには「=A10&B10&D10」と入力されている。

元請けがA社で得意先コードが15000で製造中の物の合計を計算するには、
SUMIF関数を使ってこのように書く。

=SUMIF($Q$8:$Q$2429,"A社15000製造中",I8:I2429)

簡単に説明するとこの関数を日本語で表すと、
「もし、Q8~Q2429のセルに「A社15000製造中」という文字が含まれていたらI8~I2429の該当する箇所の合計を計算する」ということである。

同じように、元請A社の取引先15000の完成品の合計を計算するには、
「=SUMIF($Q$8:$Q$2429,"A社15000完成品",I8:I2429)」のように入れればよい。

このやり方のデメリットとして、
空欄を集計したいなど出来ない場合もあるが、
空欄を作らない運用にすることにより様々な組み合わせの集計をリアルタイムで行うことができる。

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