研究室兼自宅の玄関にコンセントがないので、別の部屋から延長コードを引いている。

しかし扉で電線がはさまれ被覆が破れたので、
ショートして火災になる可能性が出てきた。
仕方がないので、玄関にコンセントを追加することになった。

ここで電気工事士の国家資格が活躍する。

今回は簡易的に別のコンセントから渡り線で取り付けることにした。本当は幹線から引っ張りたいのだが、天井を破らないと配線ができないので、反対側の部屋から引っ張った。タコ足配線のようなものなので、真似しないように。

以下の作業は電気工事士の資格が無いとできません。マネをしないように。
渡り線は延長ケーブルと同じなので、使用電力が増えるわけではありません。
使用電力が増えるので、本来はアンペアを上げて、ブレーカーから引く必要があり、専門の電気工事業者に依頼しなければならない。
感電すると死に至ることもあるので絶対ブレーカを切って作業する。

■用意する材料
VVF1.6 2芯 2m
パナソニック埋込トリプルコンセントWTP 13033WKP
ボックス

■工具
石膏ボードのこ
プラスドライバ
マイナスドライバ
メジャー
HOZANP-956
メジャー
懐中電灯
掃除機
定規鉛筆消しゴム

元のコンセントを外す。

ボックスも外したところを拡大。

ここに新しくコンセントを追加する。

取付位置を罫書く。

穴を開けたところ。ハリがあったので、取付位置を少し上に変更。
石膏ボードをコンセントの中の部品とボックスで挟み込む形になるので、穴は小さめに開けないといけない。
ボックスは小さな穴から斜めにねじ込んで入れる形になる。壁の厚みがある程度ないとボックスが入れられない。
壁には縦のハリが結構あり、横に通らない場合は上から通すしかない。そうすると天井に潜らないといけない。今回は元のコンセントとの間にハリがなかったので良かった。
メジャーで元のコンセントまで通してみる。ちょっと穴が大きすぎた。

元のコンセントからメジャーで貫通。

VVF1.6 2芯をメジャーに結び付けて引っ張りケーブルが通った。

元のコンセント

追加コンセントのところにボックスを取り付ける。1本のもくねじでハリの木材に取り付けるが、たまたまハリの木材があったので良かった。事前に壁に針を刺して、ハリの位置を確認しておく必要があった。実は、壁の厚みが少なく穴が小さいとボックスが入れられないので、かなり大きく開けることになってしまった。ボックスを入れた後に穴を小さくするため、写真にはないが、金属の薄いプレートで穴を小さくした。

ケーブルの被覆をHOZAN P-956で剥いて、銅線もコンセントに明記してある寸法で被覆を剥いて、新しいコンセントに差し込む。元のコンセントも同様。差し込む場所を間違えないよう気を付ける。この辺は電気工事士なら迷わないだろう。

コンセントの部品をボックスに取り付けて

コンセント13_R

カバーをつければ完成。

■今回購入したもの費用
石膏ボードのこ・・・1480円
埋込トリプルコンセントWTP 13033WKP・・・396円
ボックス・・・60円
合計1936円

VVFケーブルや工具は電気工事士の勉強の時に使ったものがあったので、それを使用した。

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