1.概要

3月から急激にエモテット型コンピューターウイルスが広がっている。
エモテットを完全に受信しないようにすることはできないだろうか?

2.エモテットを受信しないようにする

エモテットを受信するというのは、自分のメールアドレスが既に盗まれているからである。
そのため、自分のメールアドレスを変えてしまえば、エモテットは来なくなる。
しかし、また誰かがエモテットに感染し、新しいメールアドレスも盗まれてしまったら再びエモテットがやってくる。そうなれば再びメールアドレスを変えるしかない。

3.エモテットを受信しても感染しないようにする

エモテットはWindowsをターゲットにしているので、Windowsを使わなければよい。例えばMacやLinuxを使えば良いことになる。
Linuxは一般には難しいのでMacを使う方がいいだろう。
今の所これが最も有効かもしれない。
しかし、エモテットもそのうちMacやLinuxをターゲットにしてくるかもしれないので、今はいいかもしれないが、将来的にはどうなるかはわからない。

4.エモテットに感染してもなかったことにする

感染しても仮想化やリカバリーソフト等を使って元に戻すことはできる。ネットカフェなど不特定多数が使うパソコンがウイルスに感染しないのはそういった技術を使っているからである。仮想化の場合は仮想化した時点のバックアップを残しておけばその時点に戻せる。リカバリーソフトについては再起動によって起動時の状態に戻すことができる。これらについては過去の記事を参照されるとよい。
しかし、元に戻せるといってもそれまでは感染しているので、直ぐに情報を盗むタイプのウイルスだと情報の漏洩はありうる。

仮想化ソフトVirtualBox
仮想化ソフトVMWare
リカバリーソフトReboot Restore Rx 再起動で何もなかったかのようになる。

5.まとめ

結局メールアドレスを変えて、さらにMacを使えば自分がエモテットにかかることはないので、自分から情報漏洩することは無くなる。
しかし、他の人がエモテットに感染したら自分のメールアドレスや文面は盗まれるので、自分宛てに再びエモテットが来る可能性はある。
今の所Macはエモテットに感染しないし、他のウイルスも少ないので一番有効な方法かもしれない。個人ならいいが会社の場合はWindowsを使うことが多いので実際には難しいかもしれない。
専門的な話になるが、MacでもActive Directoryに参加してWindows Serverと共存することはできる。実際に自分の会社では一部のパソコンはMacでAD傘下で動かしている。

究極は
・メールを使わないで別のコミュニケーションツールを使う
・エクセルなどマクロを使うOffice製品は使わない
・Windowsは使わないでMacやLinuxを使う
ということになる。

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