1.前回の要約
前回(その1)では昔のアニメファンについてと、エヴァンゲリオンは観たことがないので過去の劇場版をAmazonプライムで観た話と、戦艦のシーンの元ネタは宇宙戦艦ヤマトであったと言うことである。
今回は震災後に上映された映画と使用されているフォントについて書いて行こうと思う。
2.震災後に公開された映画
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」については2012年11月に公開されている。東日本大震災から1年半以上経ってからの上映である。そういったこともあり、震災後に現地で観た似たような光景が見られたという印象である。特にホースが大量に仕切りを超えて配置されているシーンはテレビで原発の様子等で見たことがある。
適当な写真が無かったが、原発では今、下のような感じのホースが仕切りを跨いで大量に配管されているので、そのシーンに似ているということである。原発が先かエヴァンゲリオンが先かはわからない。
福島第一原発・最新情報P-28より抜粋
後、震災とは関係無いが、電柱やスポンサーのロゴがよく出てくる。例えばローソン、UCC、などである。これは1作目、2作目もそうなので、リアル感を出すためか製作者か作画監督の好みかわからないが、そんな印象だ。
3.使用されているフォント
エヴァンゲリオン劇場版の1作目、2作目はやたらと日本語表記が多い。3作目は英語表記が多い。フォントのシステムを作ったことがあるので、そういうところは直ぐに気が付くのだが、映画のエンドロールにフォントワークスが載っていたので、フォントワークスの書体だろう。見たことがあるような無いような書体なので、エヴァンゲリオン用に何らかのベースの書体から直して作られたものなのだろう。フォントワークスのフォントのデザイナーには写研出身者もいるので、写研の石井特太明朝か大欄明朝にも似ているが違うので、写研特太明朝、大欄明朝の流れを汲んだフォントワークスの筑紫見出し明朝から派生したエヴァンゲリオンのフォントのような気がする。
写研フォントは2024年からモリサワからのコラボで再び使えるようになる予定になっている。これは以前のブログにも書かれているので右の検索窓で検索し参考にされたい。
さあエヴァンゲリオンの4作目を観に行こう。以前映画館でインフルエンザに感染したことがあるので、コロナには気を付けよう。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qと宇宙戦艦ヤマト(その1)