今回は連休中なのでアニメの話題にしよう。

1.子供の頃のアニメ

自分が子供のころはまだ、アニメをマンガと言っていた時代だが、結構アニメを見ていた。
今のアニメのブームを作ったのは間違いなく「宇宙戦艦ヤマト」である。封切の日は前日から映画館の周りを取り囲むように若者が徹夜で並び出したのはこのころからだろう。当時は小学校低学年ならテレビアニメを見てもよかったが、小学校高学年や中学になってもアニメを見ているのは大人になっていないというイメージがあり、見ていてもあまり周りに話すことはなかった。様々なアニメ例えばキャンディキャンディや花の子ルンルンも見たかったのだが、なんせ当時はテレビが居間に1台しかなかったので、中々見ることは難しかったのである。「宇宙戦艦ヤマト」は元々子供向けに作ったものだが、内容が今までと違い大人でも楽しめるものだったので、初回テレビ放送ではそれほど注目されなかったが、再放送から徐々にファンが広がり始め爆発的なブームになったと記憶している。アニメージュというアニメ専門誌が初めて発売され、最初の表紙を飾ったのは宇宙戦艦ヤマトである。自分も結構ファンだったので、当時のアニメ界については結構詳しかった。

2.エヴァンゲリオンの劇場版3作を観る

2ヵ月位前から「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」が上映されており、結構長い間話題になっているが、実はまだ観ていない。というかエヴァンゲリオンというアニメは有名であることは知っているが、1話も観たことがない。YouTubeでも話題になることがあるので、それなら見てみようかと思ったが、何も知識が無いと見ても訳が分からないだろうと思い、原作やテレビは見るのが大変なので、映画版のみを見ることにした。映画版は過去に3作あるようだ。テレビ版はエヴァンゲリオンだが、これまでの映画版というか劇場版はヱヴァンゲリヲンとワ行の文字を使っている。何か映画版と区別するためだったと聞いたことがあったような気がするが定かではない。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」と「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」については昔のアニメに比べて結構難解であったが、テレビ版とか見ないと難しいのかもしれないが、自分なりに解釈して何と無く理解はできた。涼宮ハルヒで出てくる長門(ナガト)の元ネタがレイであることも初めてわかった。問題は3作目の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」である。まず、劇場版タイトルの最後「序」「破」「Q」が「序破急」から来ていたということを始めて知った。学校でも「起承転結」は習ったが「序破急」は習わなかったような・・まあ時代が違うので仕方がないのかもしれない。

3.宇宙戦艦ヤマトが元ネタの所を発見

涼宮ハルヒで出てくる長門(ナガト)の元ネタがレイというのは新たな発見であったが、エヴァンゲリオンも過去の作品に元ネタになっている部分がある。3作目前半部分で戦艦が空を飛んでいるが、宇宙戦艦ヤマトと同じではないか。動画左上に宇宙戦艦ヤマトのようなものが飛んでいたような気もした。宇宙戦艦ヤマトの特に「さらば宇宙戦艦ヤマト」の発進のシーンや主砲発射、波動砲発射シーケンスと酷似している。例えば、さらば宇宙戦艦ヤマトではヤマトが海中から出発する時、「耐水圧ドームへ注水」「後部ゲート閉鎖」「水位上昇、12、13,14」「注水完了」「ガントリーロック解除」「ゲートオープン」応答「ゲートオープン」「補助エンジンスタート」「ヤマト海中へ侵入」・・・という感じである。この辺はまだセリフが空で言えるくらいなので、かなり深く頭脳に刻み込まれている。主砲の場合は「主砲発射準備」応答「主砲発射準備」「自動追尾装置完了」「誤差修正右1度上下角3度」「発射」応答「発射」。波動砲の場合は「波動エンジン圧力上昇」「非常弁全閉鎖」「波動砲への回路開け」「回路開きます」「全エネルギー波動砲へ強制注入機作動」「安全装置解除」「電影クロスゲージ明度20」「タキオン粒子圧力上昇」「発射10秒前」「耐ショック耐閃光防御」「5、4、3、2、1、0、発射」。波動砲については発射シーケンスというより、発射の画像が似ていた。「宇宙戦艦ヤマト2199、2202」の発射シーンにどちらかというと近い。調べてみると総監督は庵野秀明氏、監督は鶴巻和哉、前田真宏、摩砂雪となっている。庵野氏とかは丁度ヤマト世代なので、かなり影響を受けていたのであろう。当時宇宙戦艦ヤマトから影響を受けて、自衛隊に入ったり、自動車メーカー、宇宙開発に携わっている人も多い。宇宙戦艦ヤマトの世代が今の日本を支えているような気もする。

レイ
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