最近は会社が終わってから数時間という短い時間の間に3Dキャラクターをデザインしている。時間が無くてブログも更新できていないが、ようやくデザインが完成した。今までキャラクターは2Dつまり2次元でデザインしていたが、これを動かすのは結構大変である。
製造業などでは図面を描く際2次元、3次元を使い分けるが、どんなソフトを使っているかと言うと例えば2次元ならAUTOCADなど、3次元だとCATIAやSolidWorksなどになる。しかし、キャラクターデザインの世界ではそれらのソフトは使わない。もちろんそれでも出来なくはないが大変だからだ。
よくわからないという人もいると思うので簡単に書くと、例えば2次元で線で表現されるいわゆるベクトルデータを使うデザインだと、図面ならAUTOCADを使うがデザインならIllustratorを使うと言う感じだ。AUTOCADでキャラクターを描こうとすると描けないことはないが大変だという事だ。
今やっているのはそういった2次元や3次元のキャラクターを作ってそれを体に合わせて動かすということである。
一応VIVEproを持っているのでトラッカーを沢山買えば全身を動かすこともできるのだが、トラッカーが1個12,000円位するので、ちょっと厳しい。とりあえず上半身だけ動けばいいだろうということで、最初Live2Dというソフトを使ってデザインしてトラッキングしようと考えた。今はまだ2Dが多く、Live2Dが主流だが、新しい物から3Dに移行している感じがする。2Dだと横を向いたりするのが難しかったり、髪の毛など動いたときに見えない部分が空白になったりとデザインが結構面倒である。それなら最初から3Dにしたほうが楽だと考えキャラクターデザインに特化したVroidを使うことにした。3dsMAXやmayaでも出来るのだが、やはり時間が無いので楽に早く作りたいと言うのと、今後を見据えてのことである。Vroidはスマホが出来た時代からあったが恐らく有志による強力なパワーによって作られたのではないだろうか。昨年末まではβ版しかなかったが正式版が出たのと今の所無料なので、今後目にすることも多くなるだろう。
近い将来電子データにもbitcoinでも使われているブロックチェーンを使った技術で価値のあるものにすることが一般的になるかもしれない。この世界は特許も意匠もあいまいだからだ。
自分の場合は色々な方面でキャラクターの運用を考えており、キャラクターに稼いでもらうか、キャラクターで稼ぐのか。とりあえず何事も早い方がいい。今はキャラクターに稼いでもらうことで進めている。
インターネットが普及してから、様々な情報が共有されている。特に特定の分野に特化したマニアが使っている道具やツールというのは本当にすごいものである。時代は何か別の方向から思ったよりも早く変化しており、色々な発展の邪魔をしていた壁が取り除かれ、お金を度外視した変化が色々な分野で進んでいるような気がする。資本主義の次は本当にスタートレックのようなお金の無い時代が来るのかもしれない。