今年はコロナの影響で、各学校学園祭を中止している。代わりにオンラインで行っているところもある。

大学の学園祭はその学校の中に自由に入ることができ、大学の雰囲気もわかるし、実際にそこの生徒に会うこともできるので、その学校を目指す生徒には非常に参考になり、モチベーションも上がる。

しかし、中高一貫校の学園祭というのは簡単に行くことができない。私立中学を受験する小学生や親は、あらかじめ目指す中学高校を見ておきたいだろう。それが勉強の励みにもなる。

私立中学を受験する小学生やその親は、中高一貫校の場合、オープンスクールと言うのが年に何回か開かれており、その時に中に入って説明を受けたり、体験授業を受けたりすることができる。ただ、今はコロナの影響で、それすらやってないところも多く、オンラインでオープンスクールとかいう形で、なかなか実感がわかないのが現状である。

では中高一貫校の学園祭というのはどうやって行くことができるのかであるが、今はそもそも学園祭をやっているところは殆どないので、どうしようもない。オンラインでやっているところに参加するぐらいだ。

以前、子供の関係で、中高一貫校の女子高の学園祭に行ってきたことがある。
女子高の学園祭というのは、普通は行くことができない。女子高の場合、変な人が来ないようにそこの生徒か高校生か両親か兄弟位しか行くことができないのである。しかも事前に生徒から申請を出してもらい許可を得なければならない。門をくぐると名簿で一人一人チェックを受けることになる。これは学校にもよるだろうが、特に女子高ではかなり厳しい。

その時は自分が女子高の学園祭に行ったのは、生れてこの方、初めてであった。
さすが中高一貫校なので、公立中学高校に比べて規模が大きい。
女子高生のあのキャーキャーというか、キーキーに近い声のざわつきは何十年ぶりに聞いただろうか。かなり久しぶりのような気がする。

ステージではAKBや乃木坂、ももクロの影響か、多くのグループが踊っていた。
昔はアイドル全盛時代であっても、バンドなどの楽器演奏が多かったが、時代は変わったものである。

しかし、あの学園祭の空気は何十年も前と殆ど変わらない。久しぶりにその感覚を思い出した。

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