ユニットバスの換気扇からキーキーと異音が発生、
何とかしなくてはならなくなった。
換気扇は24時間稼働しており、止めるとカビが発生するし、
うるさいので早急に直さなくてはならない。
以前にも同じ現象が出て業者に交換を依頼したことがあるが、
その時は5万円位取られた。
しかし今そんな大金は無い。
5年位しか使っていないので、1年当たり1万円かかる計算になる。

とりあえず、行き当たりばったりで、バラすことにした。

外した所(上から垂れているのは黒白の電線と緑のアース線)

外した部品

部品をはずしたら唖然とした。
かなり安っぽいプラスチックの換気扇で、モーターは玩具のようであった。
確か以前はもっとしっかりとした部品だったと記憶している。
恐らく交換した業者が安物(多分3000円位)をつけて、
儲けていたのだろう。
プロなら1時間もかからない工事である。
業者に任せると、こっちが何も知らないと思い、
高額な工事費を吹っかけてくる。中は見えないので、何が取り付けられているかわからない。
ネットで調べたら5~10万円も請求されることがあるようだ。
大体一番上の写真を見ると黒い防水テープの貼り方も雑だし、隙間も開いている。

こんな工事をされるのなら自分でやることにした。

まず、バラした後、穴の大きさ170mm×170mm、ダクトの直径100mmを確認し、ホームセンターへ。
浴室用換気扇(PanasonicFY-17S7金属製でしっかりした物)8800円、アルミテープ598円を購入。
(後からわかったのだが、楽天やAmazonで買ったほうが安い)

箱を開けたら電線の差込口がVVF1.61芯タイプの物であった。天井からの電線が短かかったので、延長するためVVF1.61芯の白、黒の電線が丁度手元にあったので、リングスリーブ小で圧着ペンチで繋いだ。電線の長さが十分あればこの作業は必要ない。(感電防止の為ブレーカーは切ること。電気工事士の免許が必要です)

圧着したところ(白、黒の線が短いので10cm位延長)

当然それぞれの線を別々に絶縁テープで巻いた。下の写真はそれらをさらにテープで巻いた図

線の先端

線の先端はホーザンP-956で皮むきし、購入した換気扇に白、黒を差込み、緑(アース)をネジ止めした

テストで換気扇の動作確認をする・・・OK

ダクトについていた古いアルミテープやアダプターは全てとりはずした。ダクトの先はくちゃくちゃになっていた。

新しい換気扇の本体からはずしたアダプターをダクトの先端に隙間無くアルミテープで固定する。ダクトがもう少し長ければ、引っ張り出して作業できたのだが、手探りの作業で大変であったが何とか出来た。

防水ソフトテープ(328円)を回りに隙間無く貼り、アダプターを2本のネジで固定しなければならないが、ネジ穴が前の換気扇と位置が違う。硬いので素手ではネジが入っていかない。仕方ないので、電動ドリルで穴を開けネジを固定する。

そして、換気扇本体を中に入れようとするが入らない。換気扇の方が穴より若干大きいようだ。
天井の穴をもう少し大きく切るしかない。そこで、鉄ノコを持ってきて切ろうとするが、天井のプラスチックはかなり硬く、手では無理である。

穴を広げるのは無理そうなので、他の方法を考えてみることにした。
天井の穴を良く見るとどうもユニットバスの天井は固いプラスチック2枚の間に石膏がサンドイッチされている構造で、穴の口の部分にコの字型のプラスチックがかぶせてあり、それが穴を小さくしていた。そのためそれをはずすと175mm×175mm位の大きさの穴になった。
そこで本体を入れようとするが、まだ入ってくれない。無理やり押し込もうとしてもあと2mm位穴が小さいのだ。アダプタのネジを先に止めたのがいけなかったようだ。
アダプタのネジをはずした状態で本体を入れると入ってくれた。

この後換気扇本体を固定するためのネジ穴を開けるために、ネジよりも一回り小さい穴を開けるのだが、防水テープがドリルに巻きついてしまう。防水テープが何度もちぎれ何度も貼り替えて、結局防水シートにネジが通るところにあらかじめ穴を開けておけばよかっただけだった。ネジ穴を開けて全てのネジを固定できた。

ふたをして完成

換気扇の音は小さくなり、前よりも電気代がかからない。
今度はもう少し効率よくできるだろう。

■結局必要な道具
プラスドライバ、マイナスドライバ、ニッパ、ペンチ、(電線の継ぎ足し用でホーザンP-956、圧着ペンチ)(ネジ穴が合わなかったので穴を開けるため電動ドリル)、ハサミ、軍手
■必要な部品は、
換気扇(Panasonic FY-17S7)、アルミテープ、(電線の継ぎ足しでVVF1.6白、黒、リングスリーブ小、絶縁ビニルテープ)、防水ソフトテープ5×15

後でわかったがユニットバス用換気扇はホームセンターより楽天、Amazonで買った方が安かった。
ちなみに今回の作業でかかった費用は9,726円

おすすめの記事