人生というのは長いようで短い。
子供の頃は1年がものすごく長く感じたが、歳を取るごとに時間の進み方が早く感じるようになる。
大体5歳の1日は50歳の10日に相当する。つまり5歳と50歳では10倍も差があるのである。
ジャネーの法則というのがあるが、時間の心理的な長さは年齢の逆数に比例するつまり年齢に反比例すると言われている。
30代までは体力的にもそれほど衰えていないので、まだまだ時間があると考えがちだが、40代になると徐々に体力が無くなり、頭も鈍くなってくる。45歳ぐらいまでは何とかごまかせるが、それ以上になってくると、色々と物理的に体がおかしくなってくる。老眼と白髪に始まり50代になると軟骨がすり減って来てある時急に痛みが出てきたり、飛蚊症(眼球の壁面が剥がれゴミが見える)、尿漏れ、嚥下機能の低下(老人が咳き込むのは自分の唾が器官に入ったりする)、顔のしわ目の窪み、首等の縦しわ、そして歯が抜けてくる。同時に内蔵も老化しており、様々な得体のしれない症状が出てくる。
これはどうしようもないのである。美容整形やインプラントなど様々な医療技術でごまかすことはできるが、基本的に老化は進んでいる。割と健康的な生活ができるのは病気になっていなくても70台後半が限界になってくる。80台になると、中々旅行するのも難しくなり、運転も危険になってくる。そのぐらいになるとその辺をうろうろすると、社会に迷惑をかけるので、中々外に出なくなっていくので、ますます老化は進んで行く。
40代後半からは普通に生活していても周りの様子が変わってくる。例えば昼間に自転車で走っていると突然警察に停められ職務質問をされたりする。電車に乗っても女性の隣に座るのは危険である。特に若い女性の場合は痴漢扱いされることもあるので、向こうから隣に座ってきたとしても席を離れた方がよい。中高年というものは汚いもので嫌われるものであると認識した方がよいのである。若い時と同じように考えているととんでもない目に遭うことがあるので、注意が必要だ。お店にしても若い女性の入るようなカフェか美容院に入ることも拒まれる場合もある。特に若いころイケメンや美人の人はチヤホヤされていたので、若い時は割と自分勝手に色々できたが、さすがに40代後半になってくると、ただのおっさん、おばさんなので、誰も見向きもされないようになり、疎外感を感じるようになり、精神的にダメージを受ける人もいるくらいだ。
そうすると、自由に楽しく色々活動できる時期というのは割と短いということである。
そのため、自分の寿命までにやりたいことや、やっておきたいことを表にまとめておくのをお勧めする。
自分の場合は年齢予定表と言うのを作成して、西暦と自分の年齢、想定される歴史、家族の予想イベント、想定される体の具合、資産額、何をやっているかと言うのを作成している。
他にもビジョンボード、バケットリストと言うのもあり、それぞれ似たようなものだが、いずれにしても自分が今後やりたいことを書いたリストである。
このように目標を書き留めておけば、いつでも意識するようになり目標を達成できる可能性が高くなるものである。