1.概要

ノートパソコンが電源ケーブルでは電源がはいるのに、バッテリーでは電源がはいらない。
パソコンの種類は DELL のノートパソコン Precision 7740 CTO である。
一応CPUは Core i7-9750H メモリは16GB Windows 11 Professional 64bit にUpgradeされており、グラフィックは NVIDEA Quadro RTX 6000 を使用している。
結構高スペックである。
恐らく他のメーカーのパソコンでも同様の現象が出ることがあるだろう。
このような場合どうすればいいのか。

2.現象

電源ケーブルを付けた状態で電源ボタンを押すと DELL のロゴが表示された後グルグルまわり、
Windowsの初期画面が表示される。これは普通の起動である。
起動した後は電源ケーブルを抜いてもバッテリーが100%になっているので、そのまま起動している。
しかし、電源ケーブルを外した状態、即ちバッテリーのみで起動しようとすると、DELL のロゴが表示されたままフリーズした状態になって止まってしまう。何時間待ってもそのままである。
こうなると電源を消すことができないので、電源ボタン長押しをして電源を切るしかない。

3.原因調査

今回は BIOS からWindowsに行く前に止まってしまうので、BIOS を疑った。
BIOS の Update はそのままパソコンが逝ってしまう恐れもあるので、データは全てバックアップし、最悪の場合の代替機も準備しておいた。アプリにある Dell Command Update で Update を行おうとしたが、全く反応しない。Windows10 から無償 Upgrade で Windows11 にしているので、その影響かもしれない。
BIOS を工場出荷時にしたが現象は変わらず。
とりあえず Windows のバージョンも最新のものにして、DELL のサポートサイトでドライバ等を最新のものにした。
再起動した際にフリーズしたので、再度数時間放置後電源ボタンを長押ししてシャットダウンし、
再び電源ケーブルをつけたまま起動させた。その際は1分位 DELL のロゴが表示され、逝ってしまったのかと思ったが、その後 Windows の初期画面が表示されホッとする。しかし、まだバッテリーのみでは起動できない。
同じサポートサイトで診断などをして追加でドライバ等を Update していくと、再起動するようにとのメッセージが出て、再起動をする。すると、DELL のロゴが表示された状態で FirmWare の更新が行われた。
その後も現象は変わらない。やっぱりバッテリーが古くて何か問題が起きているのかとも思った。
パソコン自体2019年製なので、既に4年が経過している。一応サポートサイトを見てみるとまだバッテリーは販売しているようである。20,570円と書いてあった。結構な値段である。試しに替えてみるのも手だがかなりの出費になる。

4.対応

以前蓋を開けたら起動する設定になっていると色々と不具合が起きることが多いというのがあったが、今回そのような設定はされていない。
歯車の設定の所の「システム」-「電源とバッテリー」で画面とスリープのところも全てなしにした。
電源モードも「最適なパフォーマンス」にする。
そういえば高速スタートアップが悪さしているのではと気が付いた。
昔これが入っていると起動に不具合を起こすことがよくあった。

「コントロールパネル」-「ハードウェアとサウンド」-「電源オプション」を見る。

「システム設定」で電源ボタンを押したときの動作をバッテリ駆動でも電源に接続の場合でも適用しない設定にした。

さらにスリープボタンを押したときの動作やカバーを閉じた時の動作も何もしない設定にした。

「高速スタートアップを有効にする(推奨)」となっているところもチェックを外した。

恐らくこれが一番の原因と思われる。
結局原因はバッテリーでの起動を短縮するプロセスが、ある時正しく書き込まれていなかったものと考えられる。
それがPC内に残っており誤った起動プロセスを毎回実行することにより何度も同現象が出たものと思われる。

<結局今回やった措置>
ハードウェアは良好でソフトも問題ない。
BIOSのUpdate、Windowsを最新バージョンにUpdate、ドライバを最新にUpdateした。
スリープモードを全て解除し、電源ボタンによるスリープなどの設定も全て無しにし、高速起動のオプションもオフにして再起動したところ、電源ケーブル及びバッテリー起動どちらも良好。
ただし、高速起動を切ったため数秒ほど起動が遅くなった。
今回のPCは2019年製で4年経っている。
バッテリーもそろそろ寿命なので、無くなる前に買っておいた方がいいかもしれない。

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