Excelで作成したcsvデータに入力されている文字をWebシステムのフォームに自動で転記して登録する方法である。
現実的にこのような使い方をされることが多い。
1.前準備
Windows10のスタートボタンから
「設定」→「既定のアプリ」→「Webブラウザ」
で、あらかじめ Internet Explorer にする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000000-12.jpg)
「製品マスター.csv」と「製品登録システム.html」を「C:\RPA」に入れておき開いておく。
WinActor チュートリアルなどで似たようなサンプルがあるので適当なcsvとWebアプリを利用してもよい。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000001-13.jpg)
これが「製品マスター.csv」のデータ。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000002-12.jpg)
これが「製品登録システム.html」を開いたところ。JavascriptとHTMLで作られている。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000003-14.jpg)
2.繰り返しの設定を入れる
変数一覧に「+」(追加)ボタンを押して、変数名「csvファイルパス」、
初期値「C:\RPA\製品マスター.csv」と入力する。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000004-15.jpg)
ノード→フロー→繰り返しを下の図のようにシナリオに加える。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000005-15.jpg)
「繰り返し」をダブルクリックしてプロパティを開き、「データ数」を「csvファイルパス」にして「OK」する。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000006-12.jpg)
3.Excelの操作を加える
ノード→アクション→Excel操作を下の図のようにシナリオに加える。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000007-9.jpg)
「Excel操作」をダブルクリックしてプロパティを開き、下のように設定する。
取得元
ファイル名:csvファイルパス
シート名:値⇒ 製品マスター
セル位置:カテゴリーのセル位置
格納先
変数:カテゴリの値
「OK」をクリック。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000008-8.jpg)
まだ、変数が設定してなかったので、このようなメッセージが出る。
「OK」により自動的に変数に追加される。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000009-6.jpg)
「変数一覧」で「カテゴリのセル位置」の初期値をA2に設定する。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000010-5.jpg)
4.「製品登録システム.html」のリスト選択ができるようにする
ライブラリ→自動記録アクション→リスト選択(IE)
をシナリオに加える。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000011-7.jpg)
「リスト選択(IE)」をダブルクリックしてプロパティを開き、オブジェクト選択ボタンを押してから「製品登録システム」のタイトル部分をクリックする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000012-5-1024x611.jpg)
続けて、対象コントロール指定のオブジェクト選択ボタンを押してから、「カテゴリ」を選択する。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000013-4-1024x605.jpg)
選択内容は「カテゴリの値」として、「OK」をクリック。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000014-3.jpg)
5.Excel操作の流用
先程作成した「Excel操作」を流用したいので、コピー&ペーストする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000015-1.jpg)
コピー先の「Excel操作」をダブルクリックし、プロパティを変更する。
変更箇所は、
セル位置:製品名のセル位置
変数:製品名の値
「OK」をクリックする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000016-1.jpg)
まだ存在しない変数があるので、このようなメッセージが出るが「OK」
このメッセージは2回出る。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000017-4.jpg)
「変数一覧」の製品名のセル位置を「B2」にする。
![](http://lanext.jp/wp-content/uploads/2021/10/WS000018-2.jpg)
ここまででExcelのセルの値を取得することができる。
長くなるので、一旦ここで名前を付けて保存する。