建設ラッシュが進んでいたころの中国

10年前に中国に行ったときは Google はさすがに使えなかったが、LINE や Skype は使えていた。

自宅に IOデータの挑戦者ブランドで買ったボルカノフローを自力で設置し、中国から日本地上波や BS、CS を見ることができた。もちろん VPN とか使わなくてもである。(今は中継サービス終了)

ボルカノフロー

しかし、今はグレートファイアフォールが強化され、中国から LINE や Twitter を見ることができない。Skype が何とか使え、Wechat が LINE の代わりとして使うことができる。
もしも、中国から Google や LINE などを使おうとすると、VPN を使うことになるが、中国のVPN 業者も摘発などで、急に無くなったりするので、安定して使うことができない。
それにデータのやりとりは全て検閲されているので、気持ちが悪い。
そうするとこれも自力で構築しなければならない。

夜の街カラオケはキャバクラだった

国内だと VPN ルーターを2台用意し、それぞれの拠点間に設置し設定すれば、VPN で接続することが出来る。回線は例えばNTTならフレッツVPNなんちゃらという契約を結べばよい。固定IPも振ることができる。ルーターも YAMAHA など使えばコマンドも不要で容易に設置できる。

RTX1220

しかし、中国となると話は別だ。まず、ルーターを中国に持っていくことができない。飛行機で手荷物で持っていくにしても空港で絶対に引っかかるだろう。輸出コンテナに紛らすかバラバラにして部品として何回かに分けて運び、後で組み立てる等考えられるが、いずれも違法行為になるのでリスクを伴う。
実際の所ファイルサーバのように日本と中国でファイルサーバを共有するわけではないので、手っ取り早くは日本にVPNルーターを設置して、中国からそのVPNルーターにつないで接続すればよい。

VR-S1000


そのかわり、中国の端末側すなわちパソコンやスマホに日本に設置したVPNルーターに接続する設定を入れる必要がある。IPアドレスはプロバイダによって動的に変わることがあるので、その時はアドレスを変更しなければならない。無料のDNSサービスを使えばドメイン名で接続できるし、有料のDNSサービスもあるので、それらを使って名前解決する方法もある。

空はいつも大気汚染で曇り
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