今回新しい企画として、タイトルが専門用語だらけで、意味わからんという人も多いと思うが、簡単に言うと、Web上にサーバを置いてそれをインターネット上からアクセスをし、データを保存できるようにクラウド上にファイルサーバを構築するというものである。
一般の人でもわかるように実例を挙げてもっと簡単に言うと、例えば写真などを保存するiCloudやファイルなどを保存するGoogleドライブを自前で作るというものだ。どんな時に使うかというと、例えばYouTuberが動画編集を外部に依頼するときに、大容量の動画ファイルをDropBoxに入れて渡したりしているが、そういう用途で使ったり、ストレージの追加料金や課金を気にせずに写真を1TB程度置ける場所をWeb上に置いたり、用途は様々である。

クラウド上にファイル共有サーバを置く方法は色々ある。
難易度の低い順から順番に書くと、
1.オンラインストレージサービスを利用し、ファイル共有サーバーを用意する。
2.レンタルサーバーを利用し、そこで提供されるオンラインストレージサービスを利用する。
3.バーチャルプライベートサーバーを利用し、オンラインストレージを構築する。
4.専用サーバーやクラウドサーバーを利用し、オンラインストレージを構築する。
5.Webサーバーから全て自作する。

ただし、5番の方法はパソコン1台とルーターだけで出来、月々の費用は電気代以外一切かからないが、昨今のインターネット環境ではセキュリティ的にサーバを守るのは難しいので、ここでは紹介しない。
数年前に5番の方法で自作したが、運用して2か月後に外部からサーバに入り込まれてランサムを入れられ、パソコンの全ファイルが暗号化されてビットコインを払えと脅迫されたことがある。
5を実現するのであれば、CentOSのバージョンやセキュリティのパッチ、PHPなどプログラム言語のバージョンやセキュリティソフトのバージョンやパッチなど常に気にしていなければならない。ハードウェアの環境にしても複数のルーターを使ってDMZに対応したり、ファームウェアを最新にするなど、様々なセキュリティ対策を毎日のように監視していなければならない。それでもリスクは高く運用負荷もかかるので、ここでは紹介しない。次回から順次紹介していく予定である。

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