競馬で稼ぐことはできるのか?結論から言うと「不可能ではない」ということである。

昨日は「菊花賞」が行われた。今回は競馬で儲けるにはどうすればいいかを書いてみることにする。

7~8年位前になると思うが、馬券の払戻金を申告せず5億7千万円を脱税した事件の判決が出たが、大阪地検は外れ馬券の購入費を経費と認めることを不服として大阪高裁に控訴し、泥沼化した。その後高裁でも同様の判決となり、最高裁に持ち込まれ、結局外れ馬券の購入費をを経費として認められることになった。

2chでも話題となり卍さんという人だが、27億7千万の馬券を購入し、30億1千万の配当を得ていたようである。脱税が発覚した当時にどうやって儲けていたのかを色々調べたのだが、「馬王(バオウ)」というソフトと他に複数のソフトを使っていたことがわかり、自分でも早速導入して調べたことがある。下の画像がその時のソフトで、うまく調整すると、収支グラフを見てもわかる通り、黒い部分が儲けで赤い部分が損でトータルプラスになることがわかる。

どのように利益を出していたのかはわからないが、色々な理系の大学の数学科や情報処理の学生も研究しだして、上がり3ハロンだったか忘れたが、その時のタイムから計算すると各馬の1着になる確率がおよそわかり、それと馬連オッズから連立18元方程式の解を求め期待値を計算し、広く投資する手法であったのではないかと思われた。実際に自分も早速システムを作って計算したが、既に色々な人が同じことをやっていると思われて、馬券の優位性は見られなかった。

自分が検証した時は、「馬王」だけでは難しく、馬王で使われているデータベースに直接アクセスするためのソフトの両方を使って、バックテストを行いながらシステムを作った。恐らく卍さんも似たような方法を使っていたのではないかと思われる。

自分はインターネットがまだ無いパソコン通信の時代に競馬投資をしたことがあるが、あのころは電話回線でJRA-VANからデータを入手し、MS-DOSの桐というデータベースを使うのが主流であった。まだ殆ど携帯電話を持っていない時代にDocomoのNという携帯電話をノートパソコンにつないでデータを入手し、場外馬券売り場で分析して、マークシートを手で塗り窓口で馬券を購入するという方法で行っていた。携帯電話も電波が弱く場外馬券売り場の特定の売り場のところしかつながらなかったので、大変苦労した覚えがある。そういった経験を積んでいるので、競馬で儲かるようになるためにはかなりの苦労を伴うことを知っているつもりである。

ビワハヤヒデ、ナリタブライアンの時代であったので、かなり昔ではあるが、当時儲けていた競馬投資について手法も交えて今後も書いていこうと思う。世の中には色々な儲けの隙間というのがあるが、ギャンブル系は大体確率統計論を理解していないと利益を出すのは難しいので、数学的な内容も含めて、ちょっと難しくはなるが何かの参考になるだろう。

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