1.RPAとはそもそも何か?
Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)
人間がパソコンで行っている定型業務、例えば間接業務で行われる事務作業や、
ホワイトカラーのデスクワーク等をソフトに組み込まれたロボットが
代わりに自動で行ってくれるツール。
ブルーカラーのロボット化に対するホワイトカラーのロボット化とも言われている。
大企業では多くの会社が一部の業務で導入しているが、中小零細はまだこれからである。
上のロゴのように多くのメーカーがあるが、価格は安い物で無料から通常100万円以上もする。
さらに有料版は保守料が毎年数十万円かかる。また、簡単なものならだれでも覚えれば出来るが、
複雑なものになると、業者に依頼する必要があり、完全に使いこなせるようになるにはある程度のスキルが必要になる。
そのため、なかなか中小零細企業では手が出せない。また導入したとしてもそのまま使えずに眠ってしまうことも多い。
2.お金をかけずにRPAを導入する
中小零細ではIT人材も乏しいので、導入しても動かない可能性が高い。そのため、まずは無料のRPAを導入することをおすすめする。
無料なので、失敗しても損失はない。それに動けば儲けものだ。
無料で使えるものとしては WorkFusion Studio(旧RPA Express) が結構使えると聞いたので試してみようと思ったが、既にダウンロードが出来ないようになっていた。他にも条件が合えば無料で使える UIPath というのがあり、個人ユーザーか、会社で使う場合は250人未満の従業員で500万米ドル(日本円で約5億4千万)以下の売上であれば、「UIpath Community Cloud」が使えるようだ。条件に合ったとしても機能制限があるようなので、今回はそれ以外を検討したい。
3.フリーで使えるRPA
Se SELENIUM、SikuliX by RaiMan と言うのがあるが、今回は SikuliX by RaiMan をターゲットにする。色々調べると様々なプログラム言語にも対応でき、画像解析に使えるOpenCVというオープンソースも入っているようだ。これとVBAを組み合わせれば、かなり様々な作業が自動化できそうである。これは仕事のみならず、例えば投資、投機で使っているシステムトレードにも使えそうなので、仕事にもサイドビジネスにも使えるのではないかと考えたからである。プログラムの知識が必要になるが、自分の場合この方が拡張性が高く、どうにでもなりそうな気がする。次回からインストールの仕方から実際に自動化をするまでのプロセスを試しながら、このブログに書いていく予定である。