1.SFC修行、JGC修行の概要

JALでステータスを取るためにJGC回数修行を経験したことのある人だとわかると思うが、ANAでは回数修行というのが無い。

まず、修行の意味の分からない人のためにざっくりと書くと、ANAの場合、プラチナのステータスになるとSFC(スーパーフライヤーズカード)というカードに切り替えることができるようになり、カードを維持していれば半永久的にプラチナ相当のサービスが受けられる。ANAではそのステータスを得るためには搭乗すると貰えるプレミアムポイント(PP)を貯めるのだが、かなりの量のPPを貯める必要がある。これを頑張ってPPを貯めるために、お得な長距離路線を何度も乗ってステータスを取るというのがSFC修行と言われている。

JALの場合も同じように、サファイアのステータスになるとJGC(JALグローバルクラブ)のカードに切り替えることができるようになり、カードを維持していれば半永久的にサファイア相当のサービスが受けられる。JALではそのステータスを得るために搭乗すると貰えるフライオンポイント(FOP)を貯めるのだが、かなりの量のFOPを貯める必要がある。これを頑張ってFOPを貯めるためにお得な長距離路線を何度も乗ってステータスを取るというのがJGC修行(JGCFOP修行)と言われている。JALの場合はANAと違ってステータスを得る方法としてFOPではなく、搭乗回数で得ることも出来る。この場合はJGC回数修行と呼ばれている。
修行している人数は感覚として、SFC修行>JGC修行(JGCFOP修行)>JGC回数修行 といったところだろう。

2.ボーナスプレミアムポイントキャンペーンでのSFC修行

SFC修行では基本的に長距離を行ったり来たりしてPPを貯めていく。例えば最寄りの空港から羽田まで行き、羽田→沖縄→羽田とか羽田→石垣→羽田などである。
しかし、2022年の4月25日~7月31日までは、ボーナスプレミアムポイントキャンペーンというのをやっており、1区間について1,000PP余分にもらえるようになった。

そのためキャンペーンの期間中は、少しでも安くPPを獲得するためにバリュートランジットで予約するのがお得になる。バリュートランジットというのは予約の際に、直行便ではなくわざと乗継便を選び、そこにバリュートランジットが表示されれば購入ができる。
例えば羽田→沖縄の予約であれば、乗継便のボタンを押して、羽田→福岡、福岡→沖縄 というように刻めば2回乗れるので1,000PPが2回分つまり2,000PPも余分に貰える。しかもバリュートランジットの場合は1区間で200PP加算されるので、400PPもさらに余分に貰えることになる。バリュートランジットになる乗継はANAがあらかじめ設定したものだけが対象でPDFで公開されている。
この方法よりも多少お金がかかるが、短距離路線を行ったり来たりするという方法でPPを稼ぐという方法も有効である。この場合はバリュートランジットとはならないので、追加の400PPはつかないので、率は悪いか1回乗れば1,000PP貰えるので1日に短距離路線を5往復10フライトすれば、10,000PPが余分に加算されることになる。つまりJALのJGC回数修行のようなことをANAでもやれば一気にPPが貯まることになる。

3.1日に同じ路線を何往復もする予約をWebで行う方法

JALの場合JALマイレージバンク(JMB)でログインすると一度に4フライトまで予約ができ、その中で同じ路線の往復が2個あってもエラーは出るがそのままWebで予約ができる。4フライトを超える予約は一般で申し込むことになる。
ANAの場合はANAマイレージクラブでログインすると一度に4フライトまで予約ができるが、同じ路線が複数含まれると、エラーは出るが予約は出来る。しかし最後の決済の時にエラーになり購入ができない。そのため電話かカウンターで確認するよう表示される。そのため同じ路線が含まれないように区切って2区間は自分のマイレージクラブにして、後の残りは一般で申し込む形になる。一般でも同じ路線が含まれるとエラーになるので何個にも分けて、同じ路線が含まれないようにしなければならない。自分の場合はANA CARDを発行する前のANAマイレージクラブの番号も持っていたのでそれも使って予約を行った。自分のマイレージクラブ番号でもカードを作る前から持っていたマイレージクラブ番号(統合の手続きはしてある)と一般を使い、名前や性別、年齢、クレジットカード番号が同じでも購入ができた。ただ、一般で申し込んだものだけ、ANAカードの会社から不正使用と疑われ、一旦カードの使用がストップしたが確認のメールが来て問題ない旨ボタンを押したら使えるようになった。そして、それぞれマイレージクラブ番号が異なるので、メインのマイレージクラブ番号に変更しなければならない。これもWEB予約の一覧の搭乗者情報のところで変更することができるので、忘れないようにしておきたい。

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