大学は入っても時間の無駄だという意見がある。恐らくそういっている人は既に高学歴であったり、自分に何かの能力があり、その能力で十分食べていけるとか、資産家に生まれて何不自由なく生活できる人とかであろう。

一般に学歴は無いよりもあった方が良い。日本の学歴は大きく分けて、中卒、高卒、専門卒、大卒、大学院卒と分かれている。就職する際は中卒だと昔は金の卵と言われていたが、それは過酷な労働を安い賃金で使えていた高度経済成長期の集団就職の時代の話で、今では中卒で始める仕事は一部の特殊な伝統工芸や職人など仕事のみである。

一般企業では高卒専門卒、大学高専卒、大学院卒で入社時から基本給に差が出ている。高卒専門卒は一般職や技能職と呼ばれる単純な仕事に従事することが多い。そのため給料も安い。大卒以上になると、総合職や専門職、技術職などと呼ばれ仕事内容は幅広く、責任も重くなってくる。そのため、給料も高い。

殆どのサイトには書かれていないが、就職試験は「人は見た目と学歴で判断する」と言うことを忘れてないけない。新卒や第二新卒の入社試験で見るのは写真、学歴、職歴になる。新卒の場合は写真と学歴しかない。通常志望動機は何とでも書けるのでそこそこ見本通り書かれているのだが、これがダメな場合は高卒大卒関係なく不採用になる。そのため、結局見るのは写真と学歴、職歴になってしまうのだ。写真がブスと美人、ゲスとイケメンだったら、美人、イケメンが有利である。大卒と高卒だったら大卒が有利である。職歴が大企業出身と零細企業出身だったら大企業出身が有利である。それは仕方ない。そういうものである。

就職は自分に付加価値を付けて高く企業に買ってもらわなくてはいけない。つまり、自分が商品なのである。もし、自分が女性でチビデブブスだったら、化粧がうまくできるように徹底的に研究して、かかとの高い靴を履いて、ダイエットして、場合によっては整形したり、資格や学歴で付加価値を上げていくことになるだろう。男性でチビデブゲス禿だったら、シークレットブーツを履き、ダイエットして、わからないように化粧をして場合によっては整形するだろう。禿は気にしそうな業界ならカツラを被るだろう。そして、資格や学歴で付加価値をさらに上げていく。

人間は生まれながらに不平等なので、努力できるところは努力でカバーしていく必要がある。学歴は年を取ってからでは難しい。もし取れたとしても「35歳で大学を卒業しました」ではおかしいだろう。だから取れる時に出来るだけ高い学歴を取っておいた方がよい。

大学は国公立大学と私立大学がある。当然国公立大学の方が圧倒的に学費が安い。バイトでも払っていける。私立大学となるとその何倍もお金がかかるので、バイトだけでは難しい。そうすると奨学金を借りるしかないのだが、後から借金が重くのしかかってくる。キャバクラに高学歴な女性が居たり、パパ活をやっていたりしているのはそういう事情があるのだろう。

大学は東大、京大、旧帝国大学に入れれば、大企業や上級公務員になれるのだが、これは結構難しい。別の記事にも書いてあるが、富裕層のご子息と闘わなければならないので、相当早くから準備しておかなければならない。だから、旧帝国大学(旧国立一期校)を目指して、旧国立二期校に入るパターンになることが多い。旧国立二期校は全国的に知名度は低いが、地元では優秀な学校と認知されているので、その大学の地元に就職するのが有利である。地方の旧国立二期校に行って東京に就職したら、Fランと同じ扱いにされてしまうからだ。旧国立二期校なら努力すれば入れるレベルなので、高校は出来るだけ大学進学率の高いところを目指し、大学は旧帝国大学を目指して、あわよくば旧帝国大学に入り、ダメだったら旧国立二期校に落ち着くというのが、貧乏でも何とかなるのでコスパがいいのではないだろうか。

まあ、自分で何か起業して、お金が稼げるなら見た目も学歴も関係ないのだが・・・。

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