右肩が壊れてしまった。3日前の夜、急に痛み出し、腕を肩より上に上げると痛みを発して上げられない。
ネットで調べてみると、よく四十肩や五十肩と言われている肩関節周囲炎の症状と似ている。

最初は一晩寝たらすぐに治るだろうと思っていたが、日に日に悪化してくる。そのうち腕を上げなくても痛いし、痛みで夜も寝られない。運転も左手しか使えないので、困難になってきた。少しでも痛くない姿勢や位置を見つけ出し、安静を試みるが、痛みが無くならない。

これは自分で治すのは無理だと思い、整形外科へ行く。恐らくレントゲンを撮って痛み止めの注射でも打つのだろうと思っていたが、違っていた。どうも痛む場所が普通の場所と違うようである。結局痛み止めのロキソニンが出ただけで、後日精密検査をすることになった。

そういえば、右肩は 20 年前に肩を壊し、医者にも行かなかった経緯がある。丁度会社が潰れかけていたころで、100kg以上ある機械を運んでいるときに、坂のところで機械を載せた台車が転げ落ちるところを止めようとしたのである。1,000万円はする機械だったので壊したら確実に首になる。必死で体をはって持ちこたえたが、ものすごい荷重が腕にかかり肩が壊れてしまったのである。その時、肩は痛いし上司からは叱られるし、散々であった。

本来は労災であるが、労災にでもしようものなら会社を首になる恐れがある。それほど切羽詰まった会社であった。今から思えば、結局その会社は翌年潰れたので、そんなブラックな会社はさっさと辞めて、もっと早いうちに転職すればよかったのだが、当時はまだ転職は悪のような時代だったのでやむを得なかった。

肩の痛みは自力で治し、痛みが完全になくなるまで 15 年がかかった。後遺症は残り、腕を前に伸ばす動作を繰り返すと肩が痛くなることがある。例えば水泳でクロールを 50 m 位泳ぐだけで肩が痛くなるのである。恐らくこの後遺症が悪化したのではないかと思われる。古傷が痛むというのはこういうことなのかもしれない。精密検査を受けないとまだわからないが、多分そんな感じだろう。

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