WindowsUpdateでボリュームライセンスが減っていくことを以前書いたが、今回再び現象が出たのでそのスクリーンショットを撮ってみた。WindowsUpdateを行うことによりボリュームライセンスが加速度的に減っていく。段々見境なく、Office365に誘導しようとしているかのようである。何とかしてもらいたいものである。
1.概要
WindowsUpdateで20H2にUpdateした直後の画面である。
バージョンを確認してみる。「スタート」-「設定」をクリック。
「システム」をクリック。
「詳細情報」をクリック。
「20H2」であることが確認できる。
ではOfficeはどうなっているのか確認してみる。「Office2013」を開く。
このようにライセンス認証の画面が出る。
インターネット経由で行えばプロダクトキーを入れればいいのだが、企業の場合は通常ボリュームライセンスと言う形で契約をしている。100本とか200本とかまとめて同じプロダクトキーでインストールができるものだ。ここで1回プロダクトキーを使うとライセンスが1つ減るようになっている。今Office2013がサポートしているバージョンでは一番古いものだろう。2013ともなるとかなり前になるので、パソコンを1回は入れ替えているはずだ、100本契約していると通常250回はインストールできるので、パソコンを1回ずつ入れ替えたとしても200回なので、まだ50回余裕がある。後50台パソコンが再び壊れても何とかなる。しかし、WindowsUpdateの度にライセンスが減るとなると、あっという間に無くなってしまうことになる。そうすると電話をかけて認証するしかない。やったことがある人は分かると思うが、結構面倒くさいのである。1台で15分位かかるので、台数が多いとものすごく大変である。
一旦キャンセルし、WindowsUpdateを元に戻すことにした。
2.WindowsUpdateを元に戻す
WindowsUpdateを元に戻してみる。ます。「設定」画面で「更新とセキュリティ」をクリック。
「WindowsUpdate」の「回復」をクリックする。
WindowsUpdateの後何日かまでは前のバージョンに戻せるので、問題があったら直ぐに戻したほうがよい。
「前のバージョンのWindows10に戻す」で「開始する」をクリック。
バージョンを戻す理由にチェックをつけて「次へ」
アップデートをチェックしても無駄なので「行わない」
「次へ」
「次へ」
「以前のビルドに復元する」
30分位したら元に戻った。さてOfficeのライセンスは問題ないか確認するためExcelを起動する。
エクセルを起動した時の画面。「空白のブック」をクリック。
「ファイル」タブをクリック。
「アカウント」をクリックすると「ライセンス認証された製品」と表示される。
3.まとめ
WindowsUpdateで20H2にしたところ、Officeのライセンス認証ウィザードの画面が出てボリュームライセンスのプロダクトキーの入力を求められる。プロダクトキーを入力すればいいのだが、ボリュームライセンスの場合でも個数に限りがあり、早く無くなってしまう。無くなったら、電話認証するしかなく、台数が多いと膨大な作業時間を取られてしまう。今のところ20H2にバージョンアップした全てのパソコンで現象が出ている。バージョンアップしてもすぐに回復で元に戻せば元に戻るので、問題が生じたら元に戻すしかない。
今のところWSUSを使ってバージョンアップを抑止しているが、それでもそれを無視してバージョンアップされる事例も過去にあったため、今後全てのパソコンにアップデートが施されることがあるかもしれない。