1.概要
Windows Update で Windows10 20H2 にしたら、急にパソコンの動作が遅くなった。
ハードディスクが動きっぱなしで、何をやっても固まったままになり使いにくくなった。
メモリは、8GBでHDDを使っている。Intel i5 相当なので、それ程遅いパソコンではない。
同じようなスペックでSSDを使っているものは特に問題は起きていない。
2.解決に至る経緯
Updateでパソコンが遅くなるというのは原因が様々あるので、これをやれば必ず直るというものはない。
前のバージョンに戻せるなら戻せばすぐに解決する。
しかし、いつかUpdateしなければならないので、なるべく解決したいところである。
今回は既に10日以上経っているので元のバージョンには戻せない。
Windows Updateが原因であれば、既にそれを解決する更新プログラムが配信されているかもしれないので、最新版にUpdateしてあったのだが問題は解決しなかった。
21H1への機能更新プログラムが下りて来ていたので、21H1にさらにWindows Updateした。しかし、問題は解決しない。
Windows Updateが原因ではないかもしれないので、最近インストールしたプログラムを調べてみたが、遅くなってから入ったEdgeのUpdateとMicrosoft Update Health Tools以外特に何もない。
一応更新プログラムも見たが、21H1とKB5007289だけで、このKBはネットで調べると「.NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新」ということなので、特に問題はなさそうだ。
Updateでは直らないし更新プログラムを充てても直らなかったので、他の切り口から解決策を見つけるしかない。
20H2にしてから遅くなっているので、20H2にして何か設定が変わってしまったものと思われるので、それを直さないと解決しない。
3.今回の解決方法
遅い原因を突き止めるためタスクマネージャーを開いてみた。
ディスクが100%になっており、その原因はAntimalware Service Executableであった。
これを解決するには、コントロールパネルを開いて、「システムとセキュリティ」をクリックする。
「タスクのスケジュール」を選択します。
タスクスケジューラライブラリより「Microsoft」の中の「Windows」をクリック。
その中の「Windows Defender」を選択する。
その中で、Windows Defender Scheduled Scanをダブルクリックする。
Windows Defender Scheduled Scanのプロパティが開くので、「最上位の特権で実行する」のチェックボックスのチェックを外して「OK」を選択する。
優先順位が下がったので、ディスクの使用率が100%近くになっても他の作業を行うと%が下がっていく。
SSDのパソコンではチェックがついていても遅くなることは無かったので、HDDをSSDに変えても解決するかもしれない。