失業する前にはクレジットカードを沢山作ったり、ふるさと納税をしたりと、色々と準備することがあるが、失業してしまうと、社会的信用が無くなるので、様々な制限を受けることになる。

失業した翌年には重く住民税や国民健康保険、年金などの支払いでお金が湯水のように無くなっていく。

自分でお金を稼ぐ手段を持っていない場合は、とりあえずどこかに早く就職するしかない。

しかし、就職活動をするのと同時にやらなければならないことがある。

まず、健康管理が重要である。就職する前に病気になっていたり、体を壊していては、やっと就職先が見つかったのにすぐに辞めなければならないかもしれない。

中高年になると、様々な病気になるので、健康診断を受け、悪いところを直していく必要がある。胃潰瘍、腰痛、痔、鬱、など早めに治療したり、手術が必要なら受けた方がよい。

国民健康保険を払っていれば、よっぽど高度医療など保険の効かない治療でない限り、無茶苦茶な請求をされることはない。

自分の場合は会社が潰れた後、直ぐに持病の切れ痔の治療のため手術を受け、その後痔ろうも発覚し、もう一度手術を受け、2回も入院したことがある。トータル3週間入院したことになる。普通、会社に勤めていたら3週間も休めない。働いて直ぐは有給が無いので、とても無理だ。

実は自分の場合、別の会社に転職して直ぐに持病の腰のヘルニアが悪化し、歩けなくなって緊急入院したことがある。緊急でしかも会社に入社したばかりなので、休むこともできなかった。1日入院だけで済むPELDという切らずに手術する腹腔鏡のような高度医療を受けざるを得なかった。100万円以上の出費になり、かなり痛手を被った。そういうこともあるので、時間のある失業中に直せる病気は全て直したほうがよい。

それと、健康な人でも体力はつけておきたい。どんな仕事をさせられるかわからない所もあるので、過酷な労働にも耐えられるようにする必要があるからだ。自分の経験では、物流会社のSEとして働くことになった時、SEといっても運用がメインで、午前中に仕事が終わってしまう。そして、午後に物流の仕事を手伝わなければならなくなったのである。そんなこと、聞いていないし、雇用契約にもない。そしてかなりの重労働を強いられた。社員が誰か休むとそこの遅れを取り戻すために50kg以上もあるカートンを、無数に台車も無しに素手で運ばなければならない作業だ。コンテナが来たら、パレットにも載っていない荷物を、やはり素手で何十キロもある重たいダンボールをバケツリレーのように運び出さなければならない。パレットに積めばリフトで簡単に出せるのに、1つのコンテナに荷物をなるべく多く積みたいので、パレットを使わないらしい。今時考えられないような作業だが、昔はそういうのが結構普通にあった。今でも中小零細などは、道具も使わず人力で根性の世界で肉体労働をしている会社もあるだろう。中高年はまともな仕事にありつける確率は低いので、そのような過酷な状況にも耐えられるようにしておかなくてはならない場合もある。それで体を壊したら元も子もない。結局そこの会社は試用期間を過ぎ、正式採用になり、自分がいないと回らないようになったが、そんなことは関係ない。体を壊しては意味がないので、数か月後さっさと退職届を出し、最短の2週間で退社した。その1年後、そこの物流センターは閉鎖となった。

おすすめの記事